目が慣れるにつれ
薄暗かった劇場内に目が届くようになった
お客は僕達3人以外に・・・
誰もいなかった
まるで・・・
アガサ・クリスティの・・・
「そして誰もいなくなた」
何故か薄暗い劇場で思い浮かんでしまった
誰が殺したクックロビン・・・
マザーグースさえ・・・
頭に浮かんだ
余談が過ぎました・・・
話を元に戻します
広いとは言えない劇場ではありましたが・・・
僕達3人しかいないなんて・・・
不安が足の底から背筋を伝わって・・・
余計な妄想までも生み出した
きっと羽毛布団でも売りつけられて
購入する契約を交わさないと
ここからは生きて出られないんだろうな・・・
人の心理って怖いですよね・・・
でも・・・
現実は羽毛布団なんて生やさしかった・・・
僕達は信じられない光景を
目の当たりにする・・・