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「Cast off ~小さな君のその手を抱きしめるために~」

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2008.08.07
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実は・・・

この時点で彼女が既婚者だとは知らなかった

披露宴でも・・・

二次会でも・・・

その事を耳にするどこから

雰囲気さえも感じ取れなかった

振る舞いは

独身の女性そのものだったから・・・

もちろん

薬指には輝るリングもなかった

この日も薬指にはリングは輝いていなかった

既婚者だと知っていたなら・・・

番号の交換を望まれてもしなかっただろう




助手席に乗った彼女に

『さて、お茶でもしますか?』

アクセルを踏もうとしたが・・・

彼女の一言で

僕の車はノックバックを起こしそうになった

「いい大人がこんな時間にお茶はないでしょう・・・」




そりゃね・・・

女性にこんな時間に誘われて

何の期待も抱かない程の年齢ではなかったですよ

この時既にね

でもさ・・・

どうしても

期待する僕とは別の僕が確かに存在しているのよ

心の何処かにリスクヘッジを掛けている

大きな期待を抱いて有頂天になり

空振りした時のショックを

初めから軽減するように

高揚する心を戒めている

今でも

その心持ちは変わらない・・・

経験がそうさせている




彼女の一言から・・・

アクセルを踏んでたどり着くべき場所が決まった

とりあえず

そこにたどり着くまでは

僕をどうして誘ったの?

その疑問を彼女に投げ掛かることを控えた




たどり着いた先は・・・

彼女の希望通りホテルだった・・・






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Last updated  2008.08.07 22:15:30
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