「初めてのKissなのです」
顔を逸らす彼女・・・
だって・・・
私は変態かもしれない・・・
そう言って・・・
僕を誘ったのは貴女でしょう・・・
処女ではない・・・
でも・・・
Kissはまだ・・・
ある意味・・・
変態なのかもしれない・・・
この女性との距離感を計りかねながら・・・
身体の関係が続くのだろうか?
あれから1年半の月日が流れ・・・
何度か肌を重ねた・・・
女性として成長する彼女を見守るのは楽しいモノで・・・
乾いた砂漠の砂が水を吸う様に・・・
伊呂波を覚えて逝く・・・
僕の首に回して覚えたその腕は・・・
いつかは誰かの首に移し替えるのだろうか?
突然のメール・・・
もう千蔵さんに逢うことは出来なくなりました・・・
本当は逢って伝えるべきだったのにごめんなさい・・・
彼が出来ました・・・
私の身体には千蔵さんに教わったHが詰まっています・・・
ありがとうございました・・・
謝ることではないよ・・・
いつかこんな日が来ることは解っていたし・・・
願っていたから・・・
消えゆく言葉を切り出されたけれど・・・
何処か清々しかった・・・
月並みだけれど・・・
幸せになってね・・・