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韓国ソウル便り 私の韓国レポート番外編

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2011.03.07
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カテゴリ:その他
日曜日の朝、お客様を金浦空港に送ったあと、空港のコーヒーショップで姪と一緒に朝食を取りながら話をした。

私は、最近聞いたウズベキスタン、ベトナムの話、ブロガーさんたちのブログの内容、今の世界の動きから、ふと思ったのである。
発展途上国が一気に離陸しようとしている時代で、その阻害要素に政治体制、官僚の腐敗度合いがあることが人の話からだがかなり実感するようになったのだ。
それらの国の志ある若者たちはそのことに気づいていて、無能に保身する官僚たちのために発展できない母国の姿を嘆くしかない。
逆に優秀な彼らの能力が生かせる国の条件さえ整えば、彼らには国を一気に変える覇気、力があるような気がしてならない。

そういう若者は大概、その国の富裕層・指導層の子弟で海外留学組の中に存在している。留学を終えて国に帰れば、志はあっても中には普通に世襲するなりで、やはり普通の腐敗官僚などになる可能性が充分にある。
姪の話では、少なくともベトナム人の友人は、自らそのようになるのを恐れて、国に帰ることを悩んでいるという。

また姪は、カナダでの留学時代、多くのそのような子弟たちと留学先で出会ったが、自らの若さと文化・慣習の違いの躓きで彼らとのつながりを切ってしまったことを悔やんでいると言った。

明治時代に日本の若者も志を持って留学し国を興そうとした。「坂の上の雲」は日本のそういう時代を描いた小説だ。
第三世界、第四世界の諸国は、現在「坂の上の雲」時代を迎えている。
彼らが破るべきバルチック艦隊は、実は国内にあったり、あるいは自らの内部にあったりする。
私は、できるのであれば、そういう若者たちとの積極的な交流があってもいいと思った。
本当にそう思った。



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最終更新日  2011.03.07 07:34:45
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