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韓国ソウル便り 私の韓国レポート番外編

韓国ソウル便り 私の韓国レポート番外編

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2011.03.19
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カテゴリ:その他
私の誕生日だというので昼食に妻の弟や姪がやってきてくれた。
そこで姪がこんな話をした。

「アパートのある一室から慟哭(悲しんで嗚咽して泣く)が聞こえてきた。どうしたのかと思ったらニュースで日本の惨状を見ていた家族だった。私の友達もいつも泣いているし・・。」

韓国の人たちもニュースを見ながら日本のことを我が事のように思い、慟哭しているのだ。



最近ブログを再開するに当たって書いたことが日本も韓国も中国も距離感がなくなってきていて、どこにいるのか分からないことがよく起こっているという内容だ。
実際に多くの人が行き来していて、日本人韓国人中国人がいり混ざっている光景をよく目にするようになった。

またボクの頭の中でも距離感が異常になってきていて、どんどんと何かが破壊されてきている。
何かって、エヴァンゲリオンみたいに言うとATフィールドが破壊されているって感じだ。
心の壁が破壊されてきて、感受性に異常を来し、ぐさぐさと激しく心の痛みを感じ始めてしまっている。

ここ数ヶ月、ボクの周りでは距離感を破壊し、心の壁を破壊する、おかしなことが起こっている。

ソウルから出張で銀座に行ったときのこと。(これは以前も書いたと思う)
早乙女由香さんのいるお店に行こうとしたときに路上にある花屋さんの横を通り過ぎようとした。
ホステスさんに花を買っていくお客さん相手なのかと気になったら、私の後ろを歩いていた女性スタッフの一人がその横に立ち止まった。
「××アッパ!」
彼女は、そう叫ぶと懐かしそうに挨拶をしていた。
何と彼女の旦那さん(韓国人)の妹の旦那(韓国人)だった。
旦那の妹夫婦は日本に来て暮らしていてたのだが、広い東京でどうしてこんな風に出会うのか?
まるで禁じて犯しの「こんな偶然ナンセンス」的な韓国ドラマの台本のようだ。
私は頭がくらくらし始めた。

こんなこともあった。
日本の某作家先生とソウルで知り合った。
彼女は若い韓国人男性と再婚して通い婚生活を送っていたのだ。
次に歌舞伎町で彼女と再会した。彼女の家が東新宿駅の近くなのだ。
東新宿駅あたりは韓国の店がやたら多く、沢山の韓国人が徘徊し、
韓流ファンの日本人のおばさんたちがやってきている。
私は驚いた。まるで韓国ではないか。
日本にいながら韓国にいるような錯覚に陥り、頭がくらくらし始めた。

その後、取引先のお客さんや知人との食事はやたらと新宿・歌舞伎町界隈となった。
必然的に出張時の宿も新宿が中心となった。

あるときは、歌舞伎町の韓国スナックに連れて行かれた。
日本語の上手な韓国人のアガシとカウンター越しにお話しをしたり、
カラオケで韓国語の歌を披露したりするのだ。
ここは、どこなんだ。またもや頭がくらくらし始めた。

また、その界隈で知り合いになった方が突然韓国旅行をすることになったと言い、
明洞で再会した。
ボクにとって非日常の領域が距離の壁(物理的)を越えて、
心の壁(精神的)を破壊してボクの日常領域に迫ってくる。
夢と現実の境目が無くなり始めているような錯覚で、頭がくらくらし始めた。

ツイッターのタイムラインを追ったり、
ニコ動などで地震のニュースを見ていると、
ここが韓国であることの意味が特になくなっていく。

日本と韓国が近くなるということで、ボクは単純にいいことだと思っていた。
しかし、今回の大地震という未曾有の災害は、
一瞬にして日常を非日常が破壊した。
同様にボクの心の中で非日常が日常を破壊し、ボクを悩ませ始めた。

ボクの周りにはあり得ないようなことが連続して起こり、
激しく動揺しているところにこの災害である。
人生というのは、もっと退屈な日常が続くのだと思っていたが、
もしかしたら人生っていうのは、そうではないのかも知れない。

地震は、人の心を揺り動かし、人の価値についても目覚めさせてくれるのだろうか。
個人も、そして国家も自然からの大きな挑戦を受けている。





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最終更新日  2011.03.20 00:15:02
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