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アラビアのロレンス Lawrence of Arabia (日本語字幕版) [リマスター]
週末、何か映画でも見ようかと思い、itunesを見ると、チェックしていた「アラビアのロレンス」が500円で販売していたので、迷わずクリック。 なんとも色合いの強い映画なのですが、中東アラブ人のことは少し勉強しておきたくて見ました。オスマン帝国の力により、それなりに均衡を保っていたアラブ部族社会が、第一次大戦でオスマン帝国が滅び、西洋式のいわゆる国民国家を形成する過程で、部族の衝突・混乱していくというわけですが、イラク戦争後、力で統治していたフセインを排除することで、アラブ世界に再び同じことが起こってしまいます。 アラブやアフリカに対して性急に社会システムの枠組みを当てはめようとする試みは、今の所あまりうまく行っていません。 何も中東・アフリカに限ったことではなく、西洋でもアジアでも国民国家体制や国連体制など国家や世界の秩序を保ち発展させようとする試みは困難な局面にぶち当たっているようです。 こうした視点も日韓関係、北朝鮮問題を理解する上において必要だろうと思っていますので、ちょっとずつですけど、映画を見たり、本を読んだりしたいと思っています。 【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書) この本は、「アラビアのロレンス」でも登場するサイクス=ピコ協定について、それが今日中東の諸悪の根源のように言うだけの単純な構図では、全くないということを述べています。 ちょっと複雑で、解がどこにあるか中東政治専門家の著者ですら、明確にできずに苦悩します。 政治的枠組みだけに解を求めるのは無理なのでしょうか? 北朝鮮問題も、次には韓国の民族と国家の問題が、周辺諸国の思惑の中で突きつけられます。今までのように単純に普通の国家の体制であることを許されない事態が来るように思われるからです。中国はアメリカ寄りの韓半島を絶対に許容できなく、アメリカも中国寄りの韓半島は絶対に許容できません。日本の地政学的安全保障上の立場もあるでしょうし、ロシアも黙ってはいないはずです。 韓国人の持つ既存の国家主権は当然脅かされる可能性が高くなります。韓半島に何か「アラビアのロレンス」時代がやって来るような気配です。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.04.17 11:18:22
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