天使のくれた時間
★★★☆☆


今日はストーリーをかなり全開で書きますので、
これから見る方はご了承の上読んで下さいね

成功を夢見るジャック（ニコラス・ケイジ）は結婚を誓い合った恋人ケイト（ティア・レオーニ）に見送られ、研修のためにロンドンへ旅立ちます。
搭乗口でケイトは「やな予感がするの。二人が一緒にいて初めて幸せになれる」
ジャック「たとえ１００年離れていても、僕らは変わらないよ」
そう答え旅立ちました。
そして、２人はそれっきり・・・

そして、１３年後、ジャックはすごーーーく優雅な独身生活を送っていました。
マンハッタンの超高級マンションに住みフェラーリを乗り回す大会社の社長。
成功を収めて、全てを手にして、１００％満足な人生を送っていると確信していました。
仕事人間で来たからこそ得られた結果。
クリスマス休暇も、恋愛も、仕事の為にためらう事無く返上。
それでも満たされていると信じて疑うことなど無く過ごしていました。

けれど
イブの夜、不思議なことが。

帰り道、立ち寄ったコンビニで、銃を振り回す黒人青年キャッシュ（ドン・チーゲル）と遭遇。
何とかその場を納め、キャッシュと店を出ます。
キャッシュ「あんたは何が必要だ？」
ジャック「全部ある」

翌朝、天使のくれた時間？？
別の人生を送ってきた自分として目覚めます。
ケイトと結婚して、２人の子どもを持つ、やや貧乏で庶民的な男として。。。

別の人生の中を戸惑い過ごしながら、
「全部ある」と思っていた人生に足りてなかった、大切なモノに気付いていきます。
けれど、天使にもらった幸せな時は長くは続きません。
再びコンビニでキャッシュに遭遇。
ジャック「僕は元には戻らない」
キャッシュは一言。
「きらめきは一瞬だ」

ここからジャックは見つけた大切なモノを、
現実の世界で再び掴める様に行動します。
そして見つけた大切なモノを育てて行けそうな素敵なX'masを。。。

こんな気持ちでX'masの時間を過ごせるって
まさにPriceless
大人の恋を垣間見た気がしました


簡単に手に入れられそうな、普通のシアワセって
傍にあり過ぎて、その大切さを見失う事があるのかもしれない。
もしくは、とても見失いガチで失いやすいモノかも知れない。
普通なんて妥協すればいつでも直ぐに手に入ると思っていたけど、
ちょっと違っていた気がしてきました。
「普通」の価値観がそもそも十人十色。
恋も、仕事も、お金や名誉。普通にも、高望みも全て自分次第。
どれも価値観が大きく影響するかな。
最近見つけた「楽」が大切だって私の感覚は、大切な「普通」に繋がっている気がします。
「普通」を手にする事よりも、
「普通」になった今をシアワセと感じられた後、
ソレを守り続ける方がもっと大変なのかもしれないような。。。？？
けれど、大変を感じないと、シアワセをまた見失いそうな？？？
難しいなぁ・・・
１００％満たされるって一体なんだろ？

「きらめきは一瞬」

一瞬を逃さないように、
自分を見失わないように、
大切な毎日を大切に生きていたら、
１００％な一瞬に出会えるときがありそうな気がします。