今年のおかあさんコーラス東北大会は
山形開催だった。
6月21日(日)だったので、もはや1週間たとうとしている。
すぐ書くつもりだったが、帰るそうそう、パソコンのNPO団体の事件のことでいろいろと上とのメールのやりとりなどで気持ちが奪われ、書く機会を失っていた。
しかし、コーラスのことは毎年の大行事。
しかも今年はそのためにわざわざ八戸から女性指揮者の特別指導を二回も受けたほど何か変に熱心な空気があって、遠くてお金もかかるし、最初は行かないつもりの私だったが行かないわけにはいかない空気に飲まれてしまったのだ。
我団体の今年の役員の行程計画は前泊のJRバス利用だった。
でも青森から山形まではバスでは6時間かかり、ビジネスホテルではツインだというので(後にシングルになった)、丸二日も家を留守にする上にバス代の他、宿代、夕食(スナックでの3000円の会食)、お土産代など含めると30,000円以上かかり、結構な額だ。
そこで、私は駅ネットで検索してみたところ新青森駅から仙台駅までは新幹線、仙台駅から山形駅までは仙山線という快速があるとわかって、往復で23,940円とわかり、これだと思った。
もう一人私と同じような気持ちのメンバーがいたのだが、彼女は皆が新幹線は往復で4万も5万もかかかるから高いと言ったと聞いたと言うので、私がそのことを話したら「え~!ほんと、じゃそれだ!」ってわけで決まり。
本当は駅ネット会員とか大人の休日とか使えばもっと安いはずで検討してからと思っていたら、彼女がせっかちで、突然電話がかかってきて「今、駅に息子といるんだけど、切符買うことにするけどいい?」と言うので断れず任せてしまってお金を立て替えて買ってもらった。
そして当日を迎え、私は4時半に起きて、朝食用におにぎりを握って、支度して6時には家を出て、夫に新青森駅まで送ってもらい、そこで相棒のメンバーと二人で行動開始。
二人とも旅行慣れしてないが、無事6:49発の新幹線に乗り、リッチな二時間。
仙台に着いてさあ10分で山形行きの快速へ乗り換えだ。
そこで実はまごまごと。。。在来線の改札口がすぐ見つけられず、駅員に聞く。
しかも仙台の在来線通路の壁は白いシートで覆われ、天井もむき出しでまだ工事中。
東日本大震災の傷跡がまだこんなに残っていたのに驚いた。
そしてこの快速が又ものすごく混んでいて、1時間立ちっぱなし。
でもローカルな電車は外の朝の景色を楽しめた。
山形に入ってきて車窓から新緑豊かな高い山の上に山寺が見え、参拝客がたくさん見えた。
他にもものすごい高い山の上にお寺が見えた。
こんなところにどうやって寺を作ったのかと不思議に思った。
山形駅
駅からは歩いてカワイの音楽教室へ。
荷物を持っての歩きは暑い中大変。
地図では駅から5分と書いてあったが、実際に歩くとどこを歩いてるのか???
途中レンタカーの店に入って、道を聞いて、やっとたどり着く。
なんとか練習にまにあったのが朝10時半。
1時間ほど練習して今度は会場の山形テルサホールに向かう。
練習会場からは近く駅のすぐそば。
山形テルサホール
混雑した大部屋で昼弁当を食べ、その後着替えの部屋へ移動し、衣装に着替える。
そして、山形大学の合唱団の学生に誘導してもらって、先に中で歌ってる合唱団の美しい声が聴こえ、聞き惚れ、入れ違いにリハーサル室にて30分ほど練習。
その後は本番となるので、いよいよ舞台の袖へ。
自分たちの団体の紹介アナウンスが入り、いつもの気分でいよいよ舞台!
歌い始めたらもう自分たちの世界になった。
注意されてきたことが体と心に沁みついていて、神経を集中、皆で心を1つにして・・・
「落葉松」という北原白秋の歌だが、文語体で落葉松の林の中を歩く人の心境を自然豊かな抒情で歌った曲。
歌詞が似たところがたくさん出てきて、それだけに変化を付けることが大事、しかしピッチが下がらないことが何より大事と言うことで、本当に難しかった。
私の心には山形の快速の車窓の緑が落葉松の夏の緑の風景を想像して、イメージが膨らんで、心が集中できた。
会場というよりも緑の林の中にいた気分だった。
あっという間の5~6分の1曲の演奏だった。
うんとうまい団体が多いから比べられないが、自分たちの力を出し切ったから十分満足だった。
これ以上は自分たちとしては限界だなとも思った。
後はもう帰る支度で、さっさと着替え。
大会のスポンサーはキューピーなので
恒例の新製品のドレッシングがお土産
他の演奏を1つも聴く時間もなく、そこでバス組と別れて私は相棒のメンバーと再び行動。
しかし、あいにくの雨がどんどんひどくなり、少しは公園にでも行けると思っていたのにどこにも行けず、山形駅に向かい、ロッカーに荷物を預け、駅近くの「エスパル山形」でお土産買って、ブロ友の方お勧めの蕎麦を食べ、コーヒー飲んで、あとは再び駅へ直行。
揚げなす冷やしおろしそば
ロッカーが鍵式でなく、最近はナンバーで入力して使用することになっていたのも知らない私と相棒で四苦八苦だった。
おまけに山形発の快速が大雨の影響で20分近くも発車が遅れた。
他の在来線の客が大雨で運休になったために私達の乗る快速に急遽乗ることになったからだ。
そんなわけで仙台で牛タンでも買おうと思っていたら新幹線発まで15分しかなくて、すぐ改札へ。
新幹線に乗って、やっと相棒と酎ハイで乾杯になったというハプニングハードだった。
年寄りが多い我団体全員だったらこの列車の旅は多分無理だな。
二人行動で正解だと思った。
残念なのは、他の団体の演奏を全く聴けず、大会の雰囲気を感じることができなかったことだ。
昔は客席で何団体かはしっかり聴いて衣装とか演奏とかも勉強になったのに・・・
それでも無事行けて、よかった。
紅花染ポーチ
山形さくらんぼバウム 、山形さくらんぼきらら(ゼリー)
山形さくらんぼゼリーをお皿に乗せると
こんな風に
涼しげ
メンバーの娘さんが山形在住で大会を見に来てくれて差し入れにさくらんぼをくれた。
こちらで買うものとはまるで違う甘さでおいしかった。