もう何日か過ぎてしまったが、
先日の8月20日は夫の誕生日だった。
もっとも、誕生日だの、結婚記念日だの、
還暦祝いだの、○婚式というものは特に何もしたことがない。
子供が小学生の時はきちんと子供のためにケーキを買い、
お祝いをしてあげたりしたけど、夫婦の祝いはない。
それでも、先日の19日に
夫はいつの間にか大分前から
「岩合光昭写真展」のペア券を買っていたようで、
その辺に見えるように置いていた。
岩合さんと言えば、テレビでも有名な「世界猫歩き」と言う番組の有名な動物の写真家だ。
実はうちの夫は大の猫好きなのだ。
この番組が入る日は朝に入る日は二人で見たり、他の曜日の日は必ずきちんと録画していて、私も猫が好きなので暇なときそれを鑑賞させてもらっている。
青森の郷土館というところでその写真展をやってもう1ヵ月以上になるが23日が最終日なので、夏休みでお子様連れでも多いかと遠慮してためらっていたが、ようやく行けたのが夫の誕生日の前日だったというわけだ。
上の写真は写真展を見終わったあとにグッズ売店コーナーで買ったファイル、ポストカード、手提げバッグを買って、写真に撮ってコラージュしたものだ。
これはほんの一部で、実際はかなりの大きさの猫を主人公にした写真パネルとその説明書きがたくさん!!
その広大な景色が外国のモロッコだったり、キューバだったり・・・
街中を歩く猫、自然を歩く猫、田舎でのんびりしてる猫・・・
それはもう表情豊かだった。
上の写真の真ん中の一番下の雪と白鳥をバックにしてる猫は青森県の海辺だが、寒い冬の降りしきる雪の中でこうしてじっと耐える辛抱強さは雪国ならではで、この写真がテレビで何度も宣伝に使われていて、何とも心惹かれてこの写真展に行きたいと思ったのである。
そして、その右側の桜の木に登ってる猫は頑張ってるな!頑張れよ!って言いたくなる。
かわいいな~
上の真ん中の猫はどこかの金持の家か、公共の豪華な建物のようでシャンデリアが又、猫には似合う。
もちろん、子猫と薔薇の花なんて最高にかわいくロマンチック。
遠くを眺める孤独な猫の横顔も、椅子の上にすわる姿も高貴さが漂う。
猫って不思議な動物だ。
こたつでも似合うのに、こうした風景でも、宮殿でもなんでもお似合いだ。
私も昔三毛猫を飼ったことがあったけど、庶民的な育て方だった。
夫が猫好きなのは結婚してずっと後になってから知ったけど、
私とお見合い結婚したとき、我が家には猫がいたので、
夫は多分猫に魅かれて私を選んだのかもしれないな~
さてと、今年も夫の郷里に住む夫の姉から7月の半ばには「水ナスの漬物」と「昆布で味付けした大根の漬物」が届いた。
ナスは普通のと糠漬けと二種類入っていた。
このナスの種類は丸い形で、こちら青森では店頭ではまず見ることがない。
こちらのナスは長ナスと言って、長い形をしている。
さっぱりとして美味しいこの漬物はいくらでも食べられる。
関西特有かな?
そしたら今度は立て続けに8月の初めに「イチジク」が送られてきた。
このイチジクも又、青森ではお目にかかれないので貴重で、熟しすぎると崩れる果物だが、丁度食べごろでとてもおいしかった。
いずれにしても夫の大好物で、私も大好きだ。
まずは最初の水ナスの時のお礼は夫の姉もパソコンができるので私がメールでお礼を送信して、あちらからも返信ありでお互いの近況報告。
イチジクの時は夫に電話でお礼を言ってもらいがてら、久々に夫には姉弟の会話を楽しんでもらった。
さて、今年のお返しは何にしようか?
一昨年はリンゴ、昨年は嶽キミ(こちらで採れる甘味のあるトウモロコシ)、今年はやっぱりリンゴにしようかな?
嶽気キミにすると予約制なので今頼んでもすぐには向こうに着かず、いつ着くのかわからない。
昨年は9月に着いたらしく、向こうからお礼の電話が忘れた頃にきたので
びっくりしてしまったせいもあるからなあ~
今年に入って我が家の車が変わった。
車体の下部分が何年も前から腐食して錆びてきて、毎年心配していた。
今年は2年に一度の車検の年だった。
まだもしかしたらいけるかも・・・?と思っていたのに、車検は無理だった。
とてもショックだった!
そこで悩んだ末に中古の車に買い換えた。
よくある宅配の方が荷物を運ぶタイプの小型車だけど、車体が高いので乗りにくいが、乗ってみると見晴らしが良いし、荷物を積みやすい。
ただ乗り始めの時、車内の異臭が気になったが、最近少しずつ良くなった。
こちらの地方では雪が多いのでこういった車の方が人気があるようだし、思ったよりも安く済んでよかった。
でも、本当は前の車にとても愛着があり、もっと乗りたかった。
私の父方の祖母が昔、嫁入り前の私に結構なまとまったお金をくれた。
郵便局に預けたら当時7%の高利子で、10年以上預けた結果、元金が3倍になったおかげで、その利子で買えた大事な記念の車だったのだ。
しかし、うちの夫の仕事柄とか気候風土のせいで早く車が傷んでしまい、計算通りの寿命に満たなかった。
ついに、6月27日の小雨の降りしきる中、夫は最後の運転。
私は玄関で見送った。
夫が運転席でハンドルを握り、家族のいろんな思い出を乗せた車が動いて走り去るとき、そのエンジンの音が「さようなら」と言ってるようで、なんとも感慨深かったのを覚えている。
当時72歳で亡くなった私の祖母の形見の車が、今年68歳の誕生日を迎える夫の運転でこうしてついに姿を消した。
今の中古の新しい車が来たのは7月5日だ。
この車は3年程乗ったら、今度は今87歳の私の父が運転してる車をお下がりしてもらう予定でいる。
皆歳をとる。。
新たな思い出を作って行こう。