今月は仕事を休んで家にいる時間が多かった。
先日の「一匹の紅白金魚」のパソコン画制作をしながら、
久々にやってみたことがある。
それは次男のトレパンの膝のつぎあて。
このトレパンは今27歳の息子が高校時代のネームが刺繍してあるもの。
年代物だが、
どうせ家にいる日はゴロゴロと寝てるので
これが一番楽というわけだ。
針を持って手仕事をするのは久しぶりだ。
元々、私は洋裁が趣味でスーツやワンピースなど数々作り、
コーラスのドレスも作ったほどキャリアがあるのだが、
しだいに気持ちがガーデニングやらコーラスへと移り、
そして、特にパソコンをやるようになってからは、
全くといっていいほど裁縫はやってなかったし、
老眼が入ってからはきつくなってきたせいもあり、億劫だった。
でも穴の開いたトレパンを履く息子を見るたび、忍びないと思う母心。。
その日はなぜかやる気が起きたのだ。
そして、ついに長針に黒い糸を通した。
元々、私は薬局で買った2,000円の老眼鏡しかなく、
普段は全く使用しないでも暮らせている。
でも、この際、その安物の老眼鏡もなしで頑張った。(挑戦だ!)
直し具合を見せるために、
穴の開いた状態のトレパンも撮影しておくんだったな。(残念!)
とにかく、のようにチクチクと縫った。
裏を返せばこうだ。
これはジーパンの切れ端を当て布にして周りを千鳥掛けで止めて、
そのあと穴部分を縫い留め、
あとはひたすら当て布に縫い合わせて補強だ。
最近のジーパンは伸びるタイプのものなので
こういう時にも使えることに気づく。
そして、やっとできてホッとしたら、
なんと、おしり部分もひっぱられて穴があきそうだったので、
同じ様に補強。
表
裏
ああ、さっぱりした
一見ケチのように見えるが、
これは、母の愛情である。
元はと言えば、ケチな次男が直してくれと言ってたのを
私がめんどくさがってただけだわ。