今年も敬老の日がやってきた。
午前中にピンポーンとチャイムが鳴って、出てみたら宅配が。
宛名は私の父宛、でも差出人は私の長男。
❝あっ!そう言えばそろそろと思っていたが、
今日は敬老の日だった!❞
というわけで、私がサインして受け取った。
さっそく両親に知らせて見せたら大喜び!
さっそく一枚撮ってくれと言われ、
はい、私の両親、この通り。
そして、肝心の中味は
ああ!大きなぶどうだ!
先日ブログにブドウの絵を描いてみたりしたが、
ここでこんな大きな本物がまさか食べられるとは!!!
説明書にこんな風に書いてあった。
・・・この度お届けしたナガノパープルと黄華(おうか)は、ぶどう王国「長野県」で、10年以上にわたり研究育成を重ねやっと誕生した、【種がなく皮ごと食べる事ができる新時代のぶどう】です。
生産者が限られているため、大変高価なぶどうですがより美味しいぶどうを作りたいという情熱と、高度な栽培技術がもたらした、今までにない美味しさを、ぜひ、お楽しみくださいませ。
ナガノパープル…紫(巨峰と似た形) 黄華(おうか)…黄緑(マスカットと似た形)
・・・・・・
ブドウは、枝に近いほど糖度が高く、下に行くほど糖度が低くなります。(おおよそ2度程度違います)下から食べ始めるのが美味しく食べるコツ?です。
とまあ、丁寧な知識も得られた。
母は、あまりにも大きくて姿がりっぱなブドウに感激し、
「これをおすそ分けしたいけど、切るのがもったいないから」と言った。
私は「別にいいよ、せっかくのプレゼントだから二人で食べなさい」って言った。
ところが、何分か後に母が二階にそのブドウ二種類を半分ずつにして私達におすそ分けしてくれた。
しっかり説明を読んだ父母は枝の方を堪能し、私達には下の半分をくれたのであった。
「いいの?嬉しい!」と言い、受け取ったら、
「こんなに美味しいブドウ食べたことないよ」と母はニコニコ顔だった。
昼食後のデザートに丁度次男が休みなので二階で夫と私と三人で食べた。
いや~~~うまい!、最高だ。
皮ごと食べられると言うが、大きなブドウなので皮をむいて食べたら爪の中が紫になり、拭いたらふきんも紫になった。
目にいいというアントシアニンというものがたくさん入っていそうだな。
今年の春から母は白内障、緑内障と立て続けに痛い手術を繰り返し、まだ通院中であいかわらず、さっぱりはしないと言っている。
私は母に、「○○(長男)は、おばあちゃんが目の病気で、目の手術のこと知ってるから目にいいと思って、今回はブドウにしたんじゃないの?」と言ったら孫の気遣いに感動したようだった。
今年で父87歳、母84歳だ。
お年寄りでも食べられるものを探したのだろう。
我が家は二世帯で私は自分の両親と住んでるが、仙台にいる長男はこうして毎年贈り物をしてくれる。
まずは母の日、今年は電動のマッサージ器だった。
私が肩こりがひどくて長男には小学生の頃から肩もみをしてもらっていたから思いついたのだろう。
そして、父の日、今年はウナギのかば焼きだったが、父親が大好きそうなものを考えたのだろう。
そして最後はこの敬老の日というわけだった。
特別優秀な学校を出てなくても、
有名なエリート企業に勤めていなくても、
こういうふうに相手の様子を見守って、
今回は何を贈ったら相手が喜ぶだろう?
と考えるという気遣いに我息子ながら感心した。
長男は今年で満30歳になった。
最近昔の写真のデータを整理しているが、
長男の顔つきが
どんどん子供から大人の顔つきになってきてるのを感じる。
こうしてみると、
まだ契約社員のままで家から離れない次男は、
長男と2歳しか違わないのに、いつまでも中学生か高校生のような態度、
顔つきも子供っぽい。
親から離れて自立していく子供を思うと、
頑張ってるな、
昔のあの子からはずいぶん成長したなと思う。。
そして、きれいに咲いたよ、カトレアさん。
二輪寄り添うように咲いたのも仲良し夫婦のようでいいですね。