さて、昨日私のお得意様の銀行が年金の手続きのために我家に来てくれた。
今年の2月で満60歳になる私はやっと年金受給資格が得られる。
どれほど待ったことか・・・(実際にもらえるのは2月の誕生日すぎの6月頃だそうだけど)
嫁入り前の少しの腰掛就職とはいえ、厚生年金が一応出るわけで嬉しい限りである。
私個人で全部手続きは可能ではあるのは当然だが、そこはそれ、銀行様とて顧客を確保したいので、親切で親切で、お店に来るのは雪が大変だろうし、寒いだろうからと気を使って予約して昨日だった。
段取りとしては、今日書いた書類を委任状を書いて銀行員に渡して、社会保険労務士に見てもらって、不備がないか、受給金額がどれくらいか先に聞いて来てくれるとのこと。
実は昨日の前にちょっと質問のために事前に電話しておいたことがある。
それは、夫が既に年金受給者の場合、夫が受給資格を得た時にもらった「年金受給証明書」というものが必要だと言う。
「夫の年金手帳の番号だけでいいのでは?」と聞いたら、その証明書にしか書いてない番号があって、その番号がさらに詳しい年金区別を表しているのだそうだ。
夫に聞いたら「そんな証明書もらったかな?手帳有ればいいはずだろ」と言う。
そこで大事なものを保管してる引き出しを私がさがして年金関係の袋を調べたらしっかり夫の証明書が出てきた。
夫は私に預けっぱなしで忘れていたらしい・・・
それから質問したのは、「加給年金」の制度についてだ。
これは大雑把に言うと、厚生年金を20年以上かけていた人なら男女関係なく、年収850万未満の65歳未満の配偶者に支払われるもの。
私の場合は夫の年収だけで結婚してからは働いてないので、私が65歳になるまで夫の年金は厚生年金+基礎年金+加給年金となる。
しかし、私が65歳になると私に今度は基礎年金が出るようになるので、夫の加給年金から外れて、こんどは振替加算というのが私の年金にプラスされると言うことだ。
その振替加算も、配偶者の生年月日によって大分異なり、私の場合は昨年4月1日改正時点では昭和30.4.2~昭和31.4.1にあたるので年額51,000円だ。
因みに昭和20.4.2~昭和21.4.1生まれの人は110,700円の年額となっている。
又、逆に昭和36.4.2~昭和41.4.1生まれの人はたった15,000円しか年額の振替加算がない。
生年月日でこれほど差があるとは・・・・
配偶者というのは必ずしも妻からみた夫ばかりではなく、夫から見た妻でもあり、仮に女性が長く厚生年金を収めて働いてきたキャリアウーマンで夫より稼ぎの良い場合は、加給年金は妻につくことになる。
そして、夫婦の年齢差が大きいほど、配偶者につく加給年金をもらえる期間が長くなるから得と言うことになる。
但し、配偶者の年収が変わってきたりした場合はこれはこれで又面倒な計算になるらしい。
第一、テレビでも一時ものすごく報道されたが、被用者年金制度の一元化により、平成27年10月から共済年金は厚生年金に統一されて、3階部分として共済年金独自に支給されていた職域加算を廃止するなどそれまでの制度上の差異は基本的に厚生年金に揃えて解消されるなど大きく変わっている。
しかし、もう既に受給してる年寄りはそのままの受給となっている。
我が家は私の両親と二世帯同居してるが、満87歳の父親の年金は昔公務員だったので、共済年金も入っており、受給額は多い方と言える。
そうして考えてみたら、この父親を大事にして長生きさせるのは必至であると言えると言うことがよくわかり、年寄りにさらなる愛情を持つことにした。
話は変わるが、そんなまじめな話はそこそこに、銀行員の彼女は私の誕生日が自分の母親と同じ2月16日だと言った。
「え?おかあさんてどんな感じ?」と私が聞くと、
彼女は「うちの母はまずわからない人、不思議な人、何考えてるのかわからない人、人が話しかけても自分が何かに夢中になってるときは何にも聞いてないんだよ。」と言う。
私は「ああ、それ、私と一緒だよ。世界観が広いっていうか突然考えることが変わるし、自分の世界に浸ると何も見えなくなるほど夢中になる、そのくせ飽きっぽくて気が変わりやすい、人の真似するのもされるのも嫌いで自分の世界観にひたるというか、でこれ以上は近寄らせないっていう感じもあるでしょ。」
彼女「うんうん、そうだ、思うんだけど私の母は人を心から愛せない人なんだなあと思うの。要は自分を一番愛してる人なのよ、ナルシストなのよね・・」
私は「あ~そうだね、さすが私と同じ誕生日のお母さんね、そうだわ~」
そのうち彼女は自分の旦那が先物取引に夢中になって一時すごく儲けていい気になって、買い続けたら暴落してひどい目に遭ってさ、もうやめてよ~~~と言って、私が家にいたいと言うと、働けと言うのよ・・・」と言う。
彼女は銀行員といえどもパートなんだそうで、近頃は生命保険レディと同じで外回りの年金専門分野としてこき使われてるそうな。
「こんな銀行の制服着てるけどさ、パートなんだよ。殆ど今、女の社員はそういうの多いよ」だそうで。
次回の私の家への訪問は来月初めとなった。
他にもいろんな話で盛り上がり、彼女は「残念!次の客のとこに行かなくちゃならないの。ああ、あなたと話すと楽しいわ。今度来るときは次の予約入れないで来るわ」と言って帰って行った。
あなたって話が面白いわ、あなたと話すと楽しいわって、私結構言われるのよね、私。。
それにしても彼女、学校が「人間研究学部」とかなんかいう変わった学部出身だそうで、そのせいか心理が読める面白い人だと思った。
個人的に彼女にも非常に興味魅かれ、次回は誕生日や手相の研究の話などで盛り上がりそうだ。。