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カテゴリ:健康
きれいな胡蝶蘭が窓辺に咲く季節になった。前回のブログで私の母が正月早々骨折した話を書いたが、あれから1ヵ月が過ぎた。 骨折といってもどの程度なのか私には不思議でならない。 まず、正月4日に朝早く弟家族が新幹線の予約を取ってるというので、朝6時台という早い時間に朝早くからバタバタとしていて、おまけに夫が彼らを駅まで送っていくよう頼まれていて、5泊していたのでスーツケースや段ボールの宅配手配を頼まれたりとやたら賑やかで落ち着かなかった。 そこで、まだ寝ていたもうじき87歳の母がうるささに寝ぼけ眼で起き上がり、時計を見ようと立ち上がったときに事は起こったらしい。 なんと畳ですべって転んであばら骨を強く打ったという。 父は救急車ということも口に出したらしいが、弟家族の新幹線送り時間ぎりぎりなのと重なって、母は騒がないでくれと言ったので、弟たちがいなくなってから整形外科にいったというわけだ。 結果はまあ、あばら骨骨折と言われたらしいが、なんたって腕や足と違いギブスで固定するわけにいかず、ただ湿布貼薬と塗り薬だけで痛み止めの薬も注射もなしで帰ってきた。 父が隣で寝てるので毎晩湿布薬を貼ってやってたが、ところが、その日の夜からずっと母の痛みは極限で夜中に声が大きく唸る声が二階まで聞こえるさまで気にかかる。 さすがの父も自分まで眠れない、体が参るというさま。 そのくせ母は日中は食事用の椅子に腰かけて、膝に布団をかけてウトウトとまどろんで、ずっと一日中静か、そして時折激しく痛さでうなる。 父はツボの勉強の成果も試したいらしく、夜中にむくんだ母の足をマッサージしてあげてると言っていた。 椅子にばかりすわって、足をいつも下に下げてばかりが悪いのではないか、エコノミー症候群になるから横になれ、足を上に上げろと言っても母は言うことを聞かない。 父の話では、母は「こんなに苦しいなら死んだほうがましだ」とも言ったとか。 もうじき90歳の父は普段からかなりの健康オタクである。 よくテレビで放送されている健康番組を録画してノートにまとめて、辞書などでいろんな化学物質とかツボ、栄養学など研究してノートにまとめては何度も読み返して勉強している。 父は、元々が畜産獣医師の免許を持っていた公務員だったので、それは研究熱心で専門知識も多いので理学的な考え方をするのでいろんな方法を試そうという好奇心も多い。 ところが、母は全く違ったタイプで文学的なことが好きで、保守的に自分を守ろうとし、環境をわずかでも替えるのを非常に嫌がり、その抵抗ぶりは頑固一徹、最近は父も辟易している。 母は、どんなに痛かろうが、顔をしかめながらでも米をとぎ、ご飯支度をして、洗濯をして、買い物にも必ず父と一緒に行く。 私が手伝おうとしても私のやり方が気に入らない、自分でやるからいいと言って嫌がるので手も出せない。 例えば、野菜を頼まれて買ってきてあげても、私の行くスーパーの野菜の質が気に入らないと言う。 私の母は、今まではわりと夫に従順で優しい側面ばかり見せてくることが多かったが、だんだん耳も遠くなり、最近は鬱的で、言うことを聞かないことが多くなってきた。 人間の本当の性格は年取ると出てくるものなのだと悟った。 東京に帰った弟に携帯メールで母の経過を少し教えたら、私には❝心配とお願い(両親の面倒をみること、今後も遊びに来させてほしい)❞、そして両親にも❝心配と謝罪❞の手紙をよこした。 私はその弟の手紙を読み、❝自分たちが遊びに来る場所を奪わないでくれ❞ということを一番に言いたいように感じた。 これはそろそろ弟にガツンと私しか言う人はいないと感じた。 そこで私は弟にパソコンメールで見やすいようにワードでA4で4枚くらいの手紙を書き、PDF保存して送信した。 内容は、たった一人の姉である私以外は絶対に書くことはないだろうというきついものだった。 要は、「あなた(弟)は子供っぽい、私が毎日二世帯同居しているから一番親が年老いていってる姿を見て知っている、あなたはいわば浦島太郎と同じだ。あなた方家族が5泊もして毎日酒盛りしているとき、母が食べる食事内容があなた方と違うのを知っているのか、買い物が大変だと知っているのか、あなた方が来るときに母は一切の俳句の趣味を中断してあなた方を寝せるために部屋を移動して掃除し布団を出して干して準備している、その間は母は俳句の提出期限がせまっても勉強が一切できない、それなのにあなたの嫁さんは自分の芸能界の仕事を持ってきてしょっちゅう合間にやっている。そして、あなたの発達障害の子のことも母は認めていない、親のしつけが悪いからだと言っている。いっそスキー場でも連れていって他の広いところに泊まってはどうなのか・・・長男の嫁は夫の家に行ったらそこの料理を作るのも仕事、できないのであれば自分の実家で休めばよい。・・」 そして、私は過去に自分が夫の実家に子供連れで遊びに行ったときの待遇を書いた。 「私たち家族はそれぞれがそれぞれの荷物を持ち、実家にスーツケースを送って5泊などしたことはない。私たちはせいぜい2泊、行けば立派なお膳を取り寄せてくれるが、あちらの父は台所に一切入らない人で、母も料理は面倒のようなので2泊がせいぜい、帰りは車を運転できる人がいないし、タクシーは近すぎるからと呼んでももらえず、しっかり駅まで荷物を持って歩き、後は観光を兼ねてホテル1泊だった。・・・」 まあ、弟がなぜこんなに結婚してから実家に来たがるようになったのかわかってはいるし、父もそこは嫌がってはいない。 弟と弟の嫁は芸能界にいて、とても華やかで賑やかで落ち着かない忙しい環境に慣れているし、二人の間の子供もそんな環境で目立ち大事にされることに慣れてしまっている。 子供は自閉症だが、一人っ子なので正常な子供の発達ぶりを弟夫婦は知らない、たった一人の子に精一杯の愛情を両親で注ぐことと躾けをすることの区別がつかないでいる。 こういう長男である私の弟が県外にいるので、姉の私たち家族は私の両親と二世帯でもアパート暮らしのように一階と二階で別行動で必要以外の干渉もさけ、食事も別にしてきた。 つまり、父は母とでは知力、体力、趣味など合わない(父が元気で母が弱い)生活でひっそり老人二人暮らしなわけだ。 そこへ、たまに弟家族が来て、酒を飲む相手はできるわ、知的な話はできるわ、孫は見れるわ、料理は弟と父と男二人で台所占領、嫁は片づけ専門、とくれば母の不満は心の奥深くたまっていった模様だが、母の性格上人に文句や命令など言えず、あとで私によく愚痴っていた。 それをわかって欲しくて私は長々と手紙を弟に書いたわけだ。 後日、弟から「自分なりに理解した、両親をよろしく頼む、何かあったら仕事は全部キャンセルして来る」とメールあり。 なんでも今撮ってる映画は中国と日本を行き来している大作とかで自分のキャパを超えているとのこと。 しょうがないから「心配しないで頑張ってください」とメールして今までになる。 まあ、母の具合は急にはよくならないだろうな。 風呂どころか髪も洗えない母に髪を洗ってやろうかと介護用のコーナーからドライシャンプーなるものを買ってはみたが、案の定母は「今はいい、もう少し体が良くなってから」と拒否された。 だから一緒に住んでいても私は母に何もしてあげられることはないのだ。 父という配偶者の方が我儘を言いやすいのだろう。 夫婦そろっていて、どちらかが元気ならば例え子供が同居しようとも老老介護を親は望むものらしい。 子供の前では自分の老いた姿を見せたくないとか、子供に説教されたくないとか、世話になりたくないというのは、やはり最後の親の子に対するプライドであろうか・・・ 「ねえ、あれやってお願い、ありがとう、すまないね」って素直に頼める親にならなければなと私ならば思うが・・・ 私はそんな母を見ながら、女は年取ると本当に骨が弱くなるのを実感して、カルシウムを意識して食べ、そしてそれを生かすためには運動が何より大事と知って、例の市の施設のジム通いを益々頑張ろうと思っている。 最近Facebookでいいことがあった。 ブログよりも手軽なTwitterもやっていたが、本名丸出しのFacebookにはずっと抵抗はあった。 けど、第九の会でアカウントを取ったのがきっかけで4年程前から利用。 でもあんまり興味を持てずにいた。 ところが、ある日自分の出身高校の名前が目に入り東京支部同窓会というものになぜかポチッとして、友達になるになってしまった。 そしたらさっそくその幹事の方からチャットあり、私も自分と同じ同期の方がいないかと聞いて数日。 「8回生の○○です。」というのを見たという男性がいて思わず同窓会名簿で私を探したそうな。 そして、「同じ8回生の○○です。」 というわけで、友達になり、私の方のクラス会の写真をアップしたら、向こうも自分のクラスの同窓会の写真をアップしてくれた。 そして、「私のクラスの担任が自分の2年の時に担任だったので懐かしい。そしてそういうやつが結構いる、隣のクラスの担任が亡くなったので一緒のクラス会を東京でやっている。それから私のクラスの幹事の男子が自分と仲良かったので連絡先教えてほしい、一緒の合同のクラス会やれたらいいと思う」って、盛り上がる。 さて、我がクラスの今年の同窓会、もしかしたら3クラス合同で盛大になる可能性が出てきたのである。 我がクラスの担任は今年で喜寿なのでいいお祝になるだろうし、もう一人先生が来たら3クラスの生徒たちだったメンバーが大喜びすることだと思うなあ。 Facebookってこういう使い方ができるのかという発見をしたのである。 こうなると実名でなくてはならないわけだな~ ただし、公開設定は一般公開、友達のみ、自分のみとかきちんと記事アップするたびに確認しなくてはいけないけどね。
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