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カテゴリ:ミラクル!
神社を出て、階段を降りて市街地に入り、雪の中をしばらく歩いて、 私たちは、その方の所有するビルのエレベーターに乗り込んでいました。 下の1.2階はテナントに貸していて、3階は、その方のオフィス。 そして、4・5階は、住居として使われていました。 →73歳にして、現役のビジネスウーマンです。素敵! ずぶ濡れになりながら、玄関に入ると、そこはお掃除が行き届いて、 ピカピカの美しい空間。 一つ一つの置き物が、整然と並んでいます。 すっかり靴下までずぶ濡れの私たちに、その方はタオルを貸してくださり、 床暖房の効いた、あたたかいリビングに案内してくださいました。 遠慮なく、上がりこむ私たち・・・。 目に入ったのは、たくさんの家族写真でした。 写真立てに飾られた、お子さん、お孫さん。幸せな時間の記憶。 インテリアもシンプルで上質。ホッとする配色で、清浄な空気と、そして 持ち主の、ほっこりあたたかい印象が、部屋全体を包んでいました。 ここも、パワースポットだねぇ、と感激していると、 その方は、素敵なカップに淹れた、あたたかいココアをご馳走してくださって。 この雪で、身体の芯から凍えそうだった私たちに、ココアです。 しかも、得体の知れない人間を3人も、ご自宅に招いてくださって、 それだけでもミラクルで感激なのに。 ココア、あったかかったです・・・。 そして、いろんな話をしてくださいました。 お子さんも独立されて、お一人だとか。 旅行が趣味で、あちこち行かれた先で買われた、ティーカップのエピソードとか。 (ココアを淹れてくださったカップも、それぞれ思い出の地のお土産で、 ティファニー、ジノリ、ロイヤルアルバートと、一客ずつ違うものでした) イチゴ、バナナ、オレンジと、新鮮なフルーツが振る舞われ、 私たちは遠慮なくいただき、なんだか波長があって、 「五日市剛さん」「斉藤一人さん」「はせくらみゆきさん」「小林静観さん」と、 話ははずみ。 そしてお代わりは、あたたかい紅茶とチョコレート。 お土産に、節分の豆までいただきました。 インドに行ったときのお話しをききました。 子供たちが、お土産を買ってほしい、と寄ってくる。 中に、足のない子が、這いずって物売りをしているので、健常者よりも、 その子から買おうとする。 でも、あとできいたけど、その足のない子は、同情をかうように、 物売りをするために、大人に足を切られるのですって。 静かに話しながら、その方の、目が潤んでいました。 私たちの目も、潤んできました。 未来のある子供たちが、大人の都合で、足を切られて、その先の一生が 決められてしまう。進路を絞られてしまう。 インドといえば、高い教育水準とITで、豊かになった印象ばかり際立ち ますが、実際には、まだ厳しいカースト制度が生きていて、 ・・・世界は、矛盾に満ちていて。 あたたかいお部屋で、美味しいお茶をいただきながら、日本の豊かさに感謝。 思いは、遠いインドの子供たち、そして近いところの子供たちや、後輩を、 守りたいね。 そんな話になっていました。 → まだまだつづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.05 08:27:11
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