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カテゴリ:神社・仏閣
東京に住んでいる人が、必ず参拝すべし、とよく聞くのは、
埼玉の「大宮氷川神社」と、東京の「大国魂神社」ですよね。 それに、東京で仕事をするなら「神田明神」に行け、 というのも教えていただいたことがあります。 わたくし、東京近郊で「一の宮」といえば、大宮氷川神社だと 思っていたのですが・・・。 東京の、往古の一の宮は、実は別にあったのですね。 このたび、初めて知りまして。 武蔵の国の一の宮は、聖蹟桜ヶ丘にございます。 ちょいと都心からは離れていますが、こちら 【小野神社】 小野神社は、南北朝時代に成立した『神道集』の記載にも、 『一宮は小野大明神』という記載が見られるほどの御由緒。 お祀りされている神様が、瀬織津姫(せおりつひめ)さまって ことにも惹かれます。 祓い清めの祝詞、『大祓詞(おほはらへのことば)』にも出てくる、 私たちの罪穢れを祓い、流してくださる神様のお一人。 『大祓詞』には、 高山の末(すゑ)、短山(ひきやま)の末より、佐久那太理(さくなだり)に 落瀧(おちたぎ)つ速川(はやかは)の瀬に坐す瀬織津姫といふ神、 大海原に持出(もちいで)なん。 と、山のほうから勢いよく速い流れに乗せて、罪穢れを下ろしてくる、 その水の流れをつかさどる方が「せおりつひめ(瀬織津姫)」だよ、 と言っています。 ※楽天ブログの規制で、漢字のヒメの字がはじかれてしまうので、姫に直しています さくなだりっていうのは、勢いよく下ろすこと。 そして、「落ちる瀧」という字で、龍神がその流れに乗って 縦横無尽に飛び交うイメージが、私には浮かびます。 個人的なイメージとしてですが。 瀬織津姫様を祀る神社は、あまり参拝した記憶になく。 そういえば、京都の賀茂御祖神社(下鴨さん)の境内に、 きれいな社殿と、お砂と水場があったなぁ、てことぐらい。 「賀茂御祖神社」(通称は下鴨神社ですね)はなかなか行けないので、 東京の、しかも一の宮さんに、大祓でうたわれている神様に 参拝できるのは嬉しいなぁ! てことで、行ってまいりました。聖蹟桜ヶ丘。 や、もう晴れ渡って。 太陽がキラキラまぶしいほどのお天気で、気持ちよかったです。 門だけで圧倒。ワクワクします。 通神門が立派で彫刻が楽しいので、一回り撮ってきました。 (参拝後ですが) 本殿から、摂社をまわって、こちらのハートの石にも。 これ、写真加工していませんよ。 なんだか輝いて写りました。 とにかくこの日はお日様がキラキラで、境内も輝いていたのです。 そして、参拝を一通り終えると、窓が開いていた社務所の窓口へ。 ・・・向かうと、行き違いに、男性が本殿のほうへバケツを持って 歩いていかれました。 「いまの、神主さんだったんじゃない?」 と、話し合いながら、窓口で声をかけつつ、しばらく待ちましたが やはり誰も出てこられなくて・・・。 たたずんでいると、本殿で雑巾がけをしておられた男性が、 こちらを見て、あ!って表情をされたので、とっさにペコり。 気づいていただけたので、お守りをいただきたい人、ご祈祷したい人、 思い思いに申し出て、祈祷殿にあげていただきました。 お話しも丁寧で、カウンセラーのよう。 そのお話しだけでも、祓われた気がしました。 ご祈祷も、大祓詞を2返、唱えていただいて。 さすが瀬織津姫さまをお祀りされる神社ですね。 祝詞を2返、というのは初めてでした。 相談者の方によって変わるようです。 ちなみに、境内のハートの石は、撫でると恋愛運アップらしいですよ。 うそかまことか、一度ご参拝あれ。 とっても風の通りがよく、気持ちのいい場所でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.06.09 10:00:52
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