|
テーマ:山登りは楽しい(12237)
カテゴリ:登山!自然となかよし
代々木にある低酸素室「ミウラ・ドルフィンズ」で
初めて計測した結果は、このようになりました。 これは2月18日のデータになります。 4,000m級の山に入ったのと同じ酸素濃度の部屋に入り、 【安静20分】【運動20分】【仮眠30分】と順に行います。 上段の赤い線が、血中酸素の変化。 下段の青い線が、心拍数の変化になります。 入室してから、緩やかに下降していき、何もしない安静時だと 酸素濃度60%にまで低下してしまいました。 目安として、90%切っただけでも、病院でしたら即、酸素マスク のレベルになります。 それが、60%にまで…。 トレーナーから、「お水飲んでください!」と指示をされ、 飲むと一気に血中濃度が上がります。(○をつけたところです) これで、【酸素欠乏には水を飲むのがかなり有効】ということが 実感としてわかりますね。 次は運動。 「“こうしたら酸素が取り込める”と思っている、自分なりの呼吸法で 最初はやってみてください」 と言われたので、ヨガの呼吸法をしながらウォーキングマシーンで 歩きました。 (ヨガの呼吸法は、深く呼吸。吐いて吐いて、吐ききると 自然にたくさんの酸素が体に入ってくる、というもの) ところが、みるみる私の唇は紫色になってしまいました。 見るからに、危ない。 胸が苦しい。 というか、足もとがふらついて、ウォーキングできません・・・。 そこで、トレーナーが教えてくれた呼吸法: 「フッ!フッ!と、勢いよく吐くんですよ。吐ききると酸素が足りなく なりますから、吐ききってはいけません」 というヨガ式とは真逆の方法を教わったのです。 そしてやっぱり、水を飲むと一時的に数値が上がるようなのですが、 私の体感覚的には、まったく変化がわからずでした。 体感と、実測が違う、というのも面白かったですね。 それは実際の登山では、具合が悪くなるまで自分で兆候がわからない、 ということも意味しますので、このまま行くと危険ということになります。 そして最後に仮眠。 みるみる、みるみる血中酸素が少なくなっているのがわかりますね。 40%台にまで落ち込んでしまいました・・・。 途中上がっているのは、苦しくなって意識して吸っています。 仮眠のトレーニングでは眠ってしまう方も多いそうですが、私は全く 眠れませんでした。 このままネパールに行ったら、命の危険レベル、ではないでしょうか。 第一回目のトレーニングはこのようになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.06.15 17:26:40
コメント(0) | コメントを書く
[登山!自然となかよし] カテゴリの最新記事
|