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カテゴリ:書の世界
大祓の今日は、近所の氷川神社に参拝してきました。
明日は、七夕飾りを筆ペンで書く講座に参加する予定。 講師の郁子ちゃんに会えるのは久しぶりで、楽しみだわぁ。。 などと考えていたら、神棚の上天井に貼ってある「雲」の紙が古くなっているのが気になって、書き直そうかと、書道用具を引っ張り出してきました。 そして硯を出したところで、石をじっと眺め、他の硯を取り出して見比べてみて、 そして時間が過ぎる…。 ひとつは、もう20年以上使っている手習い用の実用硯ですが、墨を溜める海の形が丸みを帯びて柔らかい印象なのに、鋒鋩は力強いのです。 切り出した玄昌石の粗さ、そのままの景色を生かした縁が、変わっていて見飽きません。。。 もうひとつは、亡くなった祖父が彫った実用硯で、おそらく40年以上前のもの。 墨堂部分は垂直に切られています。 たったひとつの形見なので、使うのがためらわれて確かめることができず、 いつも想像するだけで終わってしまいます。 同じ系列の工房なのに、時代と職人によって意匠が少しずつ違っていて、性格が伺われて楽しいです。 そして今日も、眺めて触って、なんとなくむかしのこと、小さい頃住んでいた家の景色を記憶のなかに追いかけたりして、筆をとることなく終わってしまいそう。 お茶碗とかもそうですけど、お道具って見れば見るほど引き込まれて楽しいですね。 書き終えて硯を洗いました。実は一番よく使っているのは、宝研堂さんの蓋付。made by tokyo お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.26 17:25:02
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