亀戸天神様で藤祭り
亀戸天神様で藤祭の巫女舞奉仕させていただきました。 11時から12時までの間に5曲の奉舞、3首の披講。今年は浦安扇舞と、久しぶりに豊栄舞、披講は藤の花と蜂を詠んだお歌を読み上げさせて頂きました。空がどこまでも青くて、花が揺れて、良い香りがして、透明で。 参拝者の皆さんが椅子に座って、その後ろに人垣になって立たれてたのですが、舞台から見える人々が透明で、シン、と静かで、音のない世界。昨年は浦安舞の和歌を講師させていただいたのですが、そのときもなんだか特別な風が吹いてきたんですよね。。 一句ごとに、空を、風を感じていました。なんというか、世界はこんなにひとつで、美しいのだなぁと、この世界の中に私がいて、人も、虫も、鳥も、花も、そして神様も、空も、大地も、すべてがひとつなんだなぁ、と・・・ その透明な空気の中で嬉しくて嬉しくて、静かに押し寄せる幸福感。裏ではバタバタでしたが、チームワーク抜群で、助け合ってひとつになった一体感もすごくて、チーム優勝なご奉納でした。潔斎明けのご褒美にご馳走になったのが、境内の江戸懐石。とろろで有名な若福さんの箱膳。 食べている間、にわかに空が掻き曇り、雷雨になったのですが、おばさんが「まぁ。今日は本当に天神日和ね。」と雨も楽しんでいて、それもなんだか心地よくて、なんて優しい世界なんだろうと思ったのです。 美味しいので全部楽しかったのかもしれませんが、、、雨上がりの藤の花も色鮮やかで美しかった。腰痛もちだし、いつまで巫女舞できるかなぁ、と考えることもあるのですが、この美しくて透明で境目のない優しい世界に、また浸りたい。もっと上手になりたい。手の上げる速度、角度、タイミング、目線、足の裏の設置面の移動、きっちり決まっている型の中で表現する柔らかさ。 目指す先は遠く、目標は高く。次の奉納も決まっているのですが、そこまでにどれだけ自分を持っていけるか、課題はぎっしりで気が遠くなりそうですが、ひとまずここで、振り返り。大感謝祭を心の中で。