ボッティチェリ展 @東京都美術館 4/3まで!
金曜日の午後3時から6時まで3時間いたが館内はとても混雑していた。
言っちゃ悪いが、君ら?ホントに? ボッティチェリが誰だか分かってんの??
うちの会社の人間でボッティチェリがどういう人か知ってる人なんて俺入れて2人ぐらいよ。。
そのボッティチェリ展を1600円払うて見に来る人がこんな多いなんて!!
日本には教養の高い人間が多いんだろうな。あと東は東京でしかやんないから、関東や東北の知識人が見に来るワケだからまあ混雑するやね。関東だけで4000万人住んでて、それに比べて関西や名古屋圏は正直田舎だからボッティチェリ展も空いてんだろうね。
ま、500年以上前のもはや値段の付かないような名画が沢山来て1600円は安いな。
昨年、東急文化村で、ボッティチェリとルネサンス展、フィレンツェの富と美 、という展覧会を見たが、その時はあまり面白く感じなかった。多分ろくな作品きてなかったんだろうな。
今回東京都美術館のこの展覧会は素晴らしい!
今回は日本とイタリアの通商150年記念展覧会とのことで、イタリア政府の力が入っている。ボッティチェリの絵画は100点程しか現存していないらしいが、そのうちの20点ぐらいは出ているし、その他にボッティチェリの工房で弟子やボッティチェリが描いた作品は少なくとも10点は出ている。中でも展覧会ポスター図柄にも選ばれている 聖母子「書物の聖母」1482年 の完成度は群を抜いて高い。電気が走るように感動する!
大きさは10か12号ぐらいだろうか?そんなに大きな絵では無いが奥行きや色の濃淡、コントラストは素晴らしい!
また、入場してすぐに飾られている「ラーマ家の東方三博士の礼拝 」は1475年とまだ独立して間もない頃の作品だが卓越した技量が見て取れる。
ボッティチェリは独立前はフィリッポ・リッピに師事した。師フィリッポの息子フィリッピーノ・リッピは、ボッティチェリに弟子入りしボッティチェリ工房で働いたが、1478年に独立して自分の工房を構え、人気画家となり、ボッティチェリのライバルとなっていった。フィリッピーノ・リッピは1504年に早逝、、そしてどういう訳か、丁度1504年のこの頃ボッティチェリも筆を置いてしまう。ボッティチェリ1445年〜1510年没。
少し桜が咲き始めた上野公園。。
芸大の学生の作品が上野公園に展示されてた。