二男の就活(14)
二男の就活は徐々に速度が増してきたようだ。内定いただいているITの中企業は、3/31まで待ってくださるという話で、それまでに内定承諾書を提出して下さいとの事で、内定承諾書は郵送されて来ていた。こういう内定承諾書というのは、私は必ず御社に入社する事をお約束します!署名、押印、、が定番。しかし、何の拘束力も無く、法的にも何の根拠にもならない。むしろ学生の自由な就活を阻害する。つまり、例えば或る会社は、30人採用するとして、内定辞退を見越して60人、70人にこのような承諾書を提出させることもある。全員来られても困る事をやっているのだ。だから学生側にも守る義務はないと言える。しかし、日本人は、このような書類を出すと何か制約を感じるし、辞退すると罪悪感に苛まれる。良心的な人や家庭ほどそう思う。かと言って、内定承諾書を出さないと、それまでにどこか他に内定が出ていないと保険がなくなってしまう。二男もそういう状況だった。まあ会社も何もしないとザルの様に逃げられてしまうから、こういう書類を出させるのは分からんでもない。まあでも、その会社に受かるならば、ほかにも同程度の企業には受かるから、書類出さなくて良いのでは?と二男に言った。IT企業は市場が膨らんでいる業界だから、どこも人手不足であり、さらに人材の流通が激しく離職率が非常に高い業界なので、完全に売り手市場だからである。どっちにしても電話が掛かってくるとのことだったので、それなら(どうしても気になる会社がありまして選考中なのですがもう少し待って頂けないかと言ってみたら?俺が会社の人事だったら。ダメと言ったらその学生を失ってしまうが、待てば1パーセントでもその学生が入って来る可能性があるから、ダメと言うメリットは全く無いので、俺なら待つけどね。)と伝えた。その通り電話で言ったら4/28まで待ってくれるとの事だったようだ。会社はやっぱり論理的で賢明である。二男はesを出し、オンラインで説明会を聴き、オンラインで面接を受けて、落ちてお祈りメールが来たり、二次面接に進めたり、忙しくしている。ついに初の対面面接に呼ばれて東京に予約したらしい。俺たちなんて何もかもが対面だったけどね。大変だったけどね。。冒頭の企業の内定通知書に、理論年収336万円と書かれていたが、理論年収ってなんだよ?って思ったし、月のみなし残業代45時間分を含むとなっていた。じゃあ絶対年間540時間以上残業あるってことじゃーーん!?! ってことは時給に換算したら1400円にしかならない。みなし残業代を支給している会社は、残業手当は25%割増支給の法定を守ってないんだよな。理不尽だな。