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木漏れ日の中で

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2007/07/10
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「大人こそ絵本を読もう」。ノンフィクション作家の柳田邦男さんが呼びかけている。生きるうえで本当に大事なものは何なのか、あらためて気づかせてくれるからだという
医療や航空機事故に詳しい柳田さんには硬派という印象も強い。だが「砂漠のように乾いた心の大人」にあちこちで絵本を薦めるようになって七年になる。自身も息子を亡くし、サンテグジュペリの「星の王子さま」をしみじみとした気持ちで読んだ
そんな思いが、「大人が絵本に涙する時」(平凡社)としてまとめられた。「心の故郷を思い起こしてとめどなく涙を流し切ったとき、すがすがしい気持ちと生きる力がよみがえってくるのだ」。これが絵本の持つ癒やしの力なのだろう
人は長く生きるほど、喜びも悲しみも増えてゆく。誰かとつながる。やがて別れや孤独を味わう。人生など大抵は思うようにならない。大人たちは、結構くたびれているはずだ
日本の自殺者は年間三万人を超える。その四割を四十-五十代の中高年世代が占める。特に男性が多いという。癒やしの機会は欠かせない
だから柳田さんは、家計をやりくりして毎月二千円を絵本に使おうと提案する。十年もすれば、座右の書が百冊以上になる。自分をそれだけ耕しておけば、心がはっきりと「豊かでやわらかくなっているに違いない」。
なるほど絵本は子供だけのものではない。


2月24日の北海道新聞『卓上四季』が目にとまりました。
絵本が面白いなぁと興味を持つようになったのは、大人になってからです。
短いセンテンスの文章と絵が、多くの事を語りかけてくれ、ずいぶん色々な絵本を集めた時期もありました。
なるほど、私は癒しを求めていたのだと、この卓上四季を読んで思いました。
家人にその話をすると、家人曰く。
「確か、柳田さんは子どもを自殺で亡くしているはず…。」
そのような強い衝撃があったからこそ、余計に絵本に癒されたと感じたのでしょう。
ネット検索をしてみると、あちこちで絵本に関する講演もされている様子。
絵本は「可愛いもの」「美しいもの」という捕らえ方で、20年以上前から若い女性達にも人気はありました。
以前の絵本は、確かに人生の美しい部分だけを描いているものが多かったからです。
でも、その絵本も傾向が変わってきたのだと思います。
老いや死や離別を扱ったものがどんどん増えてきて、それを読む人もまた増えているそうです。
読む人というのは、子どもではなく大人なのでしょう。
非現実的な世界に逃げ込むのではなく、現実を直視することによって、自分の前にある現実とも向き合えるようになるのかもしれません。
絵本は奥が深い!




大人が絵本に涙する時






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最終更新日  2007/07/10 10:07:04 AM
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