写楽アジト

アジト組員の皆様、こんちくわ。

今日で２月も終わりですね。３月は嫌いです。
明日は高校の卒業式ですし、中旬には中学校、幼稚園も、みんな卒業です。
桜の咲き誇る、あの入学式の日から数年が経ち、あっというまに卒業です。
めでたい日のはずなのに、やっぱり３月は嫌いです。

今年はもう一つの卒業があります。
私が今の会社に入社した日から、ほぼ毎日通いつめていた喫茶店が今日で閉店されます。
閉店の理由はママさんの体調があまり良くないのと、後継ぎがいない事です。
ママさんは今年８５歳になります。
とてもそんな御高齢には見えない方で、いつも元気で、明るくて、楽しい方です。
でもやっぱり大病こそ抱えていないものの、年相応に弱ってこられたので、引退してのんびりするという事になりました。



ママさんからは子供の頃の話や、戦時中の話、家族の話、恋の話、さらには女性としてのあり方、仕事の話、人生の話など、たくさんの事を教わりました。
私が出張の度にお土産を渡したり、ママさんからも「これ食べてみ」と言っておやつを貰ったり、普段はママさんの息子さんの奥さん（お嫁さん）も一緒にお店をされてますが、お嫁さんが病気で休んだ時に私が臨時でお手伝いをした事もありました。

ママさんが人に「この子は外孫みたいなモンですねん」と言うように
私にとっても「３番目のおばあちゃん」のような存在でした。
いえ、実のおばあちゃんよりもママさんとは沢山お話していたので、順番などつけられないくらい、ママさんはとても大切な存在でした。

悲しすぎて寂しすぎて、泣けてきます。
一生会えなくなるわけじゃないけれど、あのコーヒーはもう飲めない。
ママさんにティッシュを渡されながら「も～、○○ちゃんはすぐ泣くんやから～」と、よくあきれられていました。
今日は泣かずに「お疲れ様でした」を言わなくっちゃ。
でも次々に涙が溢れてなかなか会いに行けません。困ったなぁ。