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カテゴリ:おしごと
社労士なんちゅー看板をあげてるもので、夜でも容赦なく相談電話が入ります。
もちろん、相談者は金なんて払う気はありません。 たいして、深い知り合いでもありません。 まして、昨夜の場合は、留守電に 「緊急のことなんでコールバックお願いします」 と残されていたので、何事かと電話したら、 「友達のことなんですけど会社が退職を迫って・・・」 ・・・・・・・・キミ、本職に相談したら報酬がかかるんですけどね。。。 とおもいつつも、まだ20代の若者のこと、この際、多少の社会常識の欠如はおまけして答えてやることとする。 要点はこうだ。 友人は23歳、会社員。 8/28会社側より「8月末で退職してくれないか」と。 ま、なんぼなんでも急すぎる。 彼だって、まったくのおばかちゃんではないので、これはオカシイと思うわけです。 で、会社側もバカではないので、ストレートに「解雇」とは言わず、「明日、退職届書いてくれたまえ、一身上の都合で結構」と言うわけです。(慣れてるよ、この会社) 「なんとかなるでしょうか??」 はぁ、まずは、本人が闘う意思があるかどうかです。 権利を実現するのは、誰でもない自分自身の腕一つ、根性一発です。 面倒だと思ったら、退職して次の仕事を探すのも一つのカシコイ手段、それもok。 で、闘うとして、本人が主張できるのはこの場合、 「退職はしたくありません。退職届は書きません。働き続けさせろ」 という一点です。 そこで、友達思いのぼくちゃんはのたまった。 「でも、退職しろって言ってる会社に働かせてくださいっていうのもけったくそ悪いですね」 (・・・・・・・・・・・仕事って、そんなきれいなもんじゃないよ。 みんな、大部分の人はそうやって、歯食いしばって満員電車に乗ってるんだよ。 私だって、今までとりっぱぐれた給料やら、内職の代金やら、報酬やら・・・それでも、なんとかやってるわけで、本当に「生きる」ってのは、望まれて与えられてちやほやされてぬくぬくとってワケにはいかない) カッコ内は心の中でつぶやいて、 「本当に解雇したいなら、その後、会社側から解雇って言ってくるでしょう。 解雇がどうしても嫌なら、そこで復職を求める。 解雇なら受けても良いというのであれば、解雇についての条件闘争になるでしょうね」 と説明。 「面倒ですね。でも、驚いてます。会社がこんなこと急に言ってくるなんて」 ・・・・・・・・・・・この子、だいじょぶかなとおばさんは心配になりましたので、 「私もね、ある会社で40代50代のおっちゃんを30人ぐらい整理したことありますよ。世の中、絶対なんてあり得ない」 しかも、この子、FPです。 山一も拓銀もつぶれたでしょ。 世間は一寸先は闇ですぜ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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