日本を支えるもの・・・
昼から、新婚司法書士Yさんと近所の大手ショッピングセンターへ。嘱託社員の労働契約書を整備したいとのご相談。この手の相談、最近多い。一つには、監督署が労働条件調査を強化しているから。でも、大きな理由は非正規雇用が増えたからだと思う。非正規だからこそ、個別に契約書でいろいろ縛っておく必要があるわけだ。だいたい、さぁ・・・専門職種はともかく、一般的には・・・世の中の移り変わりが早くなって、熟練者の経験が役に立たなくなってきた。いや、より学校出たての新しい技術を習った従業員を使う方がよっぽど業務がすんなりいく。加えて、若いモンだから、賃金設定は低い。それに、熟練しなくていいんだから、勤続してもらう必要がない。それなら、長くいて退職金払うような正規雇用の従業員は少ないほうがいい。あとは、労働力をぐるぐる入れ替えて、営業できるという寸法。それに・・・右肩アガリで売上が増える訳じゃないから、賃金原資は限られる。一方、競争はしなければならない。業務の量は減らない・・・。とすれば、同じ賃金原資で、労働力は出来るだけたくさん確保したい。なら、賃金単価は低い方がいい。故に、非正規社員・・・パートアルバイト・高齢者の嘱託。少なくとも退職金は払いたくないので、契約社員なんてーのが流行するわけで。なんかそう考えると、プチバブルなんちゅーのは「バイトちゃん」が支えてる気もするのですよ。だからさぁ・・・今年入った新入社員諸君。そろそろ、暑いは、ダルいは、辞めたい頃だと思うけど・・・せっかくだから、退職金、会社からふんだくれるようになってから、辞めれば?