川崎の現役社労士が綴る、開業社会保険労務士の横顔とホンネ☆

今年は、キャリアアップ助成金の利用を目指すお客様が当事務所でも多くなってきています。

非正規→正規雇用という流れは、従業員側のニーズはもちろんありますが、人材確保に苦しむ中小零細企業にとっても自然な流れなのかもしれません。

正規雇用転換コースの利用が多いですが、当事務所のお客様では人材育成コースの利用ニーズも結構高いです。

実際に教育訓練を開始するまでの計画書提出やジョブカード等の段取りが非常に手間がかかるので、最近はそこにだいぶ時間を割いている状態です。

あるお客様では、社内独自で訓練カリキュラムを作成し、そこに熟練講師をあてがい念入りにoff-JTやOJTを行っていくことで、真に役立つ人材に育てようと熱心に取り組んでいるところがあります。

もちろんこれがキャリアアップ助成金の人材育成コースを利用した本来の姿ではあるのですが、経験の浅いパートさんたちにとっては給与をもらいながらしっかりと教育してもらえ、さらにその先に正社員化への道が開けているとなれば、労使双方のニーズがうまくかみ合う、とても良い制度であるなと感じます。

その業界では年間のうちの繁忙期が秋から冬にかけてなので、春から夏の間に人材を育て、繁忙期に突入した時にはしっかりと戦力として現場で活躍してもらうことを期待しています。

今は教育訓練の真っ最中ですが、ぜひ良い人材に育つといいな…と思っています。



このキャリアアップ助成金、いろいろと拡充措置もあり、東京都では都独自の上乗せ助成も出てきました。

使い勝手がどんどんよくなっているので、今後も積極的にお客様に提案していこうと思います。