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2007年01月07日
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カテゴリ:考える事・心理学
悲しい事件がまた起こった。
育児だけが問題じゃないと思うけれど、親や周りが悪い影響を与えていたのはあると思う。
そのままの自分を認めてくれる人が、周りにひとりもいなかったんだろうな…。
でも、いなくても、そんな風にならない人も沢山いるとも思うけれど。
こういう悲しい事件が起こるといつも思う。ひとごとではない…と。
ウチの娘達がそうなりそう、とか、そういう事ではなくて…今の私達に出来ることがあると思う。


1997年夏 神戸で小学生殺害事件おこる。
犯罪精神医学の研究者である福島章氏がこの事件についてコメントした内容が話題になったことがありました。福島氏曰く、この少年はポーカーでいえばすべて黒いスペードを引いてしまったのだと。もし、一枚でも白いカードがあれば、こうした事件は起こらなかったのではないか、と。この少年の問題は、家庭も学校も相談所も病院も、ある程度わかっていたようです。(中略) 自分たちが子どもたちにとって、最後の黒いスペードにならないようにしたいね。と話し合ったものです。
(『心の力が育つとき』より)

「神経症者の間に受動的な子供時代の誤りを、犯罪者の間に積極的な子ども時代の不適応を多く見出しても驚くにあたらない。後になって不適応が現れたのに、教育が困難であることがなかったとしたら、観察に誤りがあった、と考えたい。医学心理学の領域に属する子供時代の不適応は、虐待の事例は別として、ほとんどすべてが甘やかされた、依存的な子供に見出される」
 また、別の箇所では、子供の問題行動、神経症、精神病、自殺、非行、薬物依存、性倒錯、これらはいずれも共同体感覚の欠如によるものであり、「ほとんどいつも子ども時代の甘やかしや甘やかされることと安楽であることを極度に望むことに溯ることができる」といっている。
 神経症者も犯罪も根底は子どもを甘やかすことに関係があるというのがアドラーの考えである。子どもたちが神経症になったり犯罪者になることを防ぐためには、甘やかしについて考察することが必要である。
(『アドラーを読む』より)


私は、子ども達を厳しくしつけていたつもりだった。
でも、子ども達が成長するにつれ、問題行動が多々出てきた。どうして良いか分からなかった。
このままじゃマズイ。そう思った。
育児の本を沢山読んだ。いろいろ試してみては、訳が分からなくなっていた。
そんな私に、その答えを、アドラー心理学が教えてくれた。
(例えば、「甘やかすな」という本と、「甘やかすだけ甘やかしてよい」という本があり、一見全然違う事を言っているようだが、実はそれぞれの著者のいう、「甘やかす」という言葉の意味が違っていたという事も分かった。)
私は、子ども達に、アドラー心理学で考える甘やかしをしていたのだ。(過干渉だった。)
アドラーのいう、”共同体感覚”を育てるためのキーワードとして、「甘やかさない」があるのだけれど、この子どもを「甘やかさない」の根底に、「子どもを信頼・尊敬する。」「ありのままを認める。」というのがある。
他にも「競争させない(比べない)」「ほめない(上から評価しない)」「罰しない(叱らない)」「貢献感を育てる」など、沢山あるのですが、とにかく、アドラー心理学の育児は、指針が明確なので、育児に迷っている方にはホントにお勧めです。(^^)

ただ、今回の様な悲しい事件が起きたからといって、親を責めるわけでもない。
白いカードには、親だけでなく、周りにいる誰か(社会?世界?)がなれたかもしれないし、なんといっても、犯罪を犯した本人がそれをしない、という選択が出来たはず、と考える様。
(注:あ。でも、『心の力が育つとき』はアドラー心理学の本ではないのですが…。)
そして、犯罪者の更生には、罰を重くするのではなく、共同体感覚を育てること。
つまり、「ありのままを認めて勇気づける」という事が必要だとアドラーは考えた様です。
これは育児にも当てはまることで、子どもが問題行動をするとすれば、それは勇気がくじかれているからで、それに対しては罰を与えるのではなく、その子には勇気づけが必要である。
そして、「叱る」という事は、アドラー心理学では「罰」になると考えていて、即効性はあるが、害の方が大きい。という事みたいなのです。

なので、私の今年の目標。

「感情のコントロール」

は、今の私に出来る第一歩、と、思っています。
(感情的に子どもを叱るのを止める。という事も含まれるので。)

「感情のコントロール」は、今の私にとって、とても高い壁に思える。
でも、難しいと思っていた事が出来るようになった事が、今までにもあるのだから…きっと出来るはず。
自分を信頼して、目標に向かって努力しようと思う。
もちろん、これは子どもを犯罪者にしないため、というよりも…私自身が幸せに暮らしていくためなのだけれど…。
それが、子ども達にも良い影響を与えるのだと思います。
(いや、私の場合は、悪い影響を減らす。かな…。><;)





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最終更新日  2007年01月08日 11時47分06秒
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