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2006.04.13
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カテゴリ:アントレ日記
自伝(第7章9)新天地へ
子どもも楽しそう。
生徒指導ももんだいなし。
職員間のコミュニケーションもとれる。

++
けれども、生徒の人数は増えない。。
+++++

つまり、この組織は、生徒数の増加を結果として
引き起こせない組織。

ひょっとすれば、後数年がんばれば、口コミで増えた
かもしれない。

けれども、ぼくには「増える」とは思えなかった。

それは「経営者と現場の乖離」にある。


創業者から二代目経営者になるとき、
理念が変わる。

創業者は理念の体現者。

S学園の理念は

 「己を滅して他に生きる。他が生かされる道は我の生きる
  道なり。」

 戦後すぐに塾を開き、幼稚園から高校までの総合学園を
作り上げた創立者は、ほんとうに人のために生きた人だった
そうです。

 その人柄にほれて多くのかたが、学園を支えたとのこと。

 そして創立者の奥様が切り盛りをされて、ここまで大きくなってきた。

 そういう歴史があり、理念はその歴史そのものをさしている
わけです。

 学園の創立者とは、創業者であり、教育者であり、経営者
であるという3つの顔を持ちます。

 けれども、二代目は、とかく3つめの経営者の顔だけに
なりがちです。

 どうしても、数字が目に入り、教育者であり続けられない。

 それよりも、経営者としての顔が目立つ。
 
 そうなると、

 「経営者の見る教育」
と、
 「教育者の見る経営」

では全く視点が異なります。

 その差が、結局

+++++++
 経営の論理で生きる「経営者サイド」

 教育の論理で生きる「現場サイド」
+++++++

の溝を生み出します。

 この溝は、ほんとうに根深いのです。

 ぼくがそもそも最初の年に嫌われることになったのは
まさに「経営者サイドの視点」からリストラを断行し、
戦える組織にしようと考えていたからです。

 まさに、予備校の体験でつちかった、厳しさと競争の
要素をふまえたものを想定したからです。

 ところが、子どもと向き会い続けた教師にとって、
経営者マインドは、顧客満足度を下げるものにしか
見えてきません。

 経営者マインドなら当たり前の「悪いものは排除する」
それは、「教育をあきらめる」に写り、不誠実な態度に
見える。

 そう、かつての飲酒事件で起こった問題について
 
 「退学」・・・・・・経営者マインド
 「引き留める」・・・教育者マインド

の2つの対立軸が現場にとまどいを生むからです。

 ぼくは、最終的に組織をまとめるために、教育者マインドで
経営者マインドを批判することで組織をまとめ上げました。

 しかしながら、経営マインドのない教育では、私立は
運営できないし、教育マインドのない経営では未来が
ないこともよくわかっていました。

++
 この二つのバランスをいかにとるべきか。
+++++++

 ぼくはその答えを大阪に求めました。

 そう、これが現在非常勤でいっているS学園
というマンモス進学校に。

<続く>

 








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Last updated  2006.04.16 20:51:58
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