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カテゴリ:私の本棚
数日前、久々に入った本屋で、何でかわからないけど、中身も大して確認しないでふらぁっと買ってしまいました。
実は結構頭がぼーっとしていて、気がついたら買って帰っていたと(笑)。 本当に苦しかった時、この手の本をかなり読み漁ったので(笑)、最近は本屋で見かけても、もういいやーって手にとることもなかったのですが。 読み終えて、妙に納得。 あちこちで、ああ、そうだなーって思ってしまうことがあったので。 以前、お世話になっている人から、 「自分の周りに溢れている、自分に対するメッセージにもっと意識を向けてくださいね」 と言われたことを思い出しました。 それは、イヤな人からの一言だったり、何気なく目に入ってきた本のフレーズだったり、TVで聞く誰かの言葉だったり。 でも実際に、意識していると、確かにその時に必要なコトバや情報は、私の周りに溢れていました。 私は本を買うときは、かなり直感で判断して(衝動買いとも言う)、その気にならなければ、どんなに好きな作家さんの本でも、手にとってもやめてしまいます。 時期じゃないのかな、という感じです。 だから逆に、今だから、ストンと自分の中で納得できるこの時期だから、この本に出会ったのかもしれません。 本書の中で、印象に残ったフレーズの一つ。 “自己憐憫はクセになる”という項で、 絶望に陥るのが好きな理由は、憂鬱なのは自分のせいだと考えなくていいから、あるいはこれまで守ってきたパターンをかえる必要がなくなるからだ。いわば、絶望は、「気ままに苦しめる安全な避難場所」というわけだ。 完全に、ちょっと前までの私でした。(笑) 失恋した時もそうだったけど、もっとそれ以前から、自分のなかで習慣化していたこと。 もちろん自分を責める必要はないんでしょうが、可愛そうだと思うのも良いのでしょうが、今思えば、必要以上に被害者意識を持ってたなと。(笑) 確かに苦しみの中にいると思えば、どんなことも言い訳できますしねー。 たくさんの人に支えられて、そこを抜け出してみると、結構自分で絶望感に浸ることを選択していました。ははは。 最近ちょっと生きることが楽になってきたのは、そんな中で、支えてくれる人がいると知ったこと、そして、いーかげんこのパターンに気がついて、幸せでいようと自分で選択するようになったことが大きいと思います。 きっとこれからも、大変なことはあるんだろうけど。 自己憐憫はクセにならない程度にして(笑)、ぼちぼち歩いていきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月09日 23時35分46秒
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