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2011年02月06日
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カテゴリ:日々の出来事
宮崎・鹿児島県境の新燃岳(しんもえだけ)の噴火で、断続的に火山灰が降る宮崎県都城市で6日、高校生や鹿児島県霧島市の消防局員ら約200人がボランティアで火山灰の除去作業をした。

 火口から南東約10キロの都城市夏尾町では、火山灰が層を作るほど堆積(たいせき)し、あちこちにひざの高さほどの灰の山が並ぶ。車が走り過ぎたり、家の屋根に積もった灰を落としたりする度に灰が巻き上がる。

 宮崎県小林市の県立小林高校の野球部員や保護者ら約40人はヘルメットにマスク、ゴーグルをつけ、スコップや一輪車を使って黙々と火山灰を取り除いた。

 小林市は新燃岳の北東にあり市街地はほとんど降灰がない。一人暮らしの橋口ケサノさん(83)宅の灰を片付けた2年の牟田裕弘さん(17)は「思っていた以上に灰が積もっていて、住民の人たちが困っているのがよく分かった」。1年の村川慎太郎さん(15)も「苦しんでいる人がいるのに自分たちだけが野球をしているわけにはいかない」と語った。屋根の上には消防局員が上がって灰を落とした。

 橋口さんは「屋根には上れなかったので助かった」と笑顔だった。

 都城市の災害救援ボランティアセンター(0986・25・7318)には6日現在、72件のボランティアの申し込みがあり、派遣依頼は22件。都城市同様に灰が積もる同県高原町でも7日午後1時、災害ボランティアセンター(0984・25・6072)が発足する。

 一方、新燃岳の南約6・5キロ、霧島市の霧島神宮では6日、霧島温泉の恵みに感謝する「温泉感謝まつり」があった。

 地元の二つの旅館協会の主催。計25社が加盟する両協会によると、1月26日から3日間で予約キャンセルは約900件に達した。

 にぎやかな笛や太鼓とともに法被姿の旅館主ら約30人が、温泉水を入れた酒だるをみこしにかついで境内を練り歩いた。神職のおはらいを受け、霧島神宮がまつる天孫降臨の神々に「荒ぶる山の神を退治して」と祈願した。【佐藤敬一、中尾祐児】


02月06日 22時53分  毎日jpより






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最終更新日  2011年02月07日 00時38分54秒
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