セカイモンでゲットした小型2バンドラジオ:RF-619の整備その2
今まで一回しか紹介しなかったRF-619です。以下は第1回目の再掲載と、追記分です。RF-619は、同618と同じくシリコントランジスタ&ゲルマニウムトランジスタが併用されていて、高周波増幅:シリコン、低周波増幅:ゲルマニウムになっています。部品交換前の部品面全景は下の画像です。部品交換後の分割画像が下の2枚です。黄色い丸で囲んだところには、FM回路用の2SC920があります。バンド切り替えのスライドスイッチは分解掃除して動作良好になりましたよ!そのスイッチの少し下にゲルマニウムトランジスタが2本あり、AF電圧増幅段です。初段:2SB173、次段は2SB171でした。これは分割した下側の画像で、少しアップなので部品の様子が見やすいと思います。画面左にゲルマニウムトランジスタが2本あり、AF出力段の2SB176×2です。なお本機RF-619は618と同様にFMバンドの受信調整はやっていません。これで終了としました。以下追記分です。FMバンドを国内向けに調整しました。まずは局発コイルを巻き直さないと話になりません。オリジナルは4ターンのセンタータップ付きでしたので、0.7φメッキ線を使って一筆書きの様にコイルを成形しました。下の画像は黄緑色の丸が局発コイルと、黄色い丸が同じく巻き直した同調コイルです。この後で同調コイルは6ターン → 5ターンへ修正しました。各コイルと並列のコンデンサも適宜容量を調整しました。同調コイルと組み合わせのコンデンサは当初12pFで、これを18pFへ交換、後から5pFを付け足しました。最後はFM復調回路の抵抗器を金皮抵抗へ、セラミックコンデンサをマイラーコンデンサへ交換しました。調整の結果、FMバンドは76〜96.5MHz位をカバー出来ましたので、これで完了です\(^O^)/ 本機は006P型電池を使い、これ位の大きさです。銘板部分はこのような表示になっていますよ。本機はダイヤル糸が短くてバックラッシュがなく、同調しやすいラジオです。