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カテゴリ:【読書メーターでまとめ】
ほんとに忙しくて、本を広げても寝てしまうくらい。
それでも何とか読めるのはAudibleのおかげ。正確には読んでなくて聴いているのだけど、とにかくAudibleのおかげで本を楽しめている。 そして一番よかったのこちら。 一度聴いて、あまりに感動して続けてもう一度聴いたくらい。 慟哭は聴こえない デフ・ヴォイス (創元推理文庫) [ 丸山 正樹 ] 7月の読書メーター 読んだ本の数:8 読んだページ数:2593 ナイス数:194 アメリカ映画の文化副読本の感想 面白かった。邦画「翔んで埼玉」を観て、地元じゃないとわからないネタが多く、もしかしてアメリカの映画でもこういうネタってあるのかも、、とは思ってた。特に舞台がどこの州かって、きっとイメージや意味があるのだろう、と。この本でそこへの直接の答えはなかったけど、都市ごとのイメージはやはりある、というのがわかったのが収穫。あとは高校生の、「廊下」シーンが多い理由。事件はロッカー前で起こる。逆に日本は教室で起こる。人種、民族のアイデンティティは一つに限られる。オバマ氏は、アジア系は封印し、黒人系に絞った。図書館本 読了日:07月28日 著者:渡辺将人 方舟を燃やすの感想 飛馬とほぼ同世代の私としては、昭和の話からほぼずっと、懐かしい、、と読めた。いや、懐かしいだけでは済まず、大人になってからの事件や災害系はコロナ含めてちょっとつらい思い出もよみがえり、なかなかつらい読書になった。そして読み終えて、この作品で何が描きたかったのだろう、というのが私には今一つ分からずにいる。ここの「あらすじ」には「信じる」ことの意味を問いかける、とあるけどそれもピンとこず。でも一気に読んだのだから、何かが面白かったのだろうけどそれが自分でもわからない。図書館本 読了日:07月21日 著者:角田 光代 土に贖う (集英社文庫)の感想 「ともぐい」の独特な空気が印象的なこの方、北海道出身なんだな。時代はバラバラながら北海道を舞台にした短編集で、ほぼ今はない産業と思う。養蚕、ミンクの養殖、ハッカの栽培、アホウドリ狩り?、馬の蹄、レンガ作り。女性が主人公のハッカの話が1番よかったかな。どれも、一時期隆盛して、今はほぼなさそうな産業、教科書とかで読んだらそのまま流してしまうけど、当然そこには関わってる人と、その生活があるんだということを思った。図書館本 読了日:07月15日 著者:河﨑 秋子 慟哭は聴こえない (デフ・ヴォイス)の感想 シリーズの中で、1番よかった。前2作はミステリー要素があったが、今作はミステリー要素はなく、却ってよかった。聞こえない妊婦さんが救急車を呼べなかった、聞こえない芸能人の男子の葛藤、聞こえない子をもった聞こえるお母さん、障害者雇用枠で入社したのにケアがなかった、と裁判を起こした聞こえない社員。「評価が低くても仕方ない。一緒にランチに行かないなど、協調性がなかったから。」といいつつ、「ランチは業務外だから手話通訳はつける前提はない」など、ランチは業務か業務外かどっちよ、と心中ツッコミを入れた。audible 読了日:07月15日 著者:丸山 正樹 シャドウ (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 5-1)の感想 「カラスの親指」が面白かったのでこちらも。が、雰囲気はだいぶ違った。そして、カラスの親指同様、盛大な引っ掛けだった。結局は三転したかな?最初はお父さんが怪しいと思い、その後、え、まさかの、いや、私の読書人生初の生理トリック?と思い、その後さらにひっくり返った。全ては匂わせだったのか、、もう一度聞いたら、あーここね、と楽しめそうだけど、それほどでもないかな。audibles 読了日:07月13日 著者:道尾 秀介 龍の耳を君に: デフ・ヴォイス (創元推理文庫 M ま 3-1)の感想 この作品の良いところは、聴覚障害のひとたちの生活について垣間見ることができるところ。今回なるほどと思ったのは、とくにアポ無しで訪問するのは珍しくない、という箇所。たしかに電話ができないと、そうなる可能性は高いんだろう、と理解した。もちろん今はスマホもあるし変わったんだろうなと思うのと、スマホって聞こえる人よりも聞こえない人にとってより革命だったのかも、、と想像した。audible 読了日:07月12日 著者:丸山 正樹 紫式部の欲望 (集英社文庫)の感想 面白かった。源氏物語は割と好きで、数種類のバージョンで読んでる私。私にとっては「マザコンとロリコンの物語」なのだけど、酒井順子は「これは、紫式部が自身の秘めた欲望を思い切り吐き出すために書いた物語なのではないか」と思ったらしい。さすが酒井順子。そういう視点で読みますか。しかし言われてみると、登場人物が多い分いろんな欲望が描ける。というか、いろいろ描いてたらこんな大作になったのかな、とも思えた。特にネガティブな感情が面白いのだな、とも思った。ブスを笑いたい、モテ男を不幸にしたい、いじめたい、など。 読了日:07月04日 著者:酒井 順子 定年オヤジ改造計画 (祥伝社文庫)の感想 垣谷さんにしてはおとなしめ?周りがオヤジを改造する話かと思っていたら、そのオヤジの一人称の話で意外だった。私は共働きの母親だけど、母親の私でも忙しすぎて子供の小さい頃の記憶があまりなく、もったいないことをしたなーと思うのだから、奥さん任せにしてたオヤジはもっと記憶はないだろう。このオヤジのよかったところは、母親に育児の負担がかかりすぎなことに気づいたあと、自分の息子を変えようとするところ。世の中が!とか社会が!とかじゃなくて、自分と、自分に1番身近な未来を変えようとするところがよかった。図書館本 読了日:07月03日 著者:垣谷美雨 読書メーター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.04 06:48:50
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