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今日は仕事を放って初めて国立能楽堂へ行き、野村萬斎さん主宰の「ござる乃座」の第39回公演を見て来ました。
初めて入った能楽堂は、空気が澄んでいる感じ。 開演前でもざわつきが少なくて、大人な空間だ~と思ってしまいました。 今回のござる乃座の番組は、「夫婦」をテーマにしたもので、どれも夫婦が出てくる内容とのこと。 ●「内沙汰」 かいつまんで言うと、目先の気持ちで動く夫と現実的な奥さんのお話。 地主に訴訟を起こそうと血気に逸る夫をなだめつつ、勝ち目のないことはさせないようにと奥さんが巧妙に抑止します。 ●「因幡堂」 かいつまんで言うと、脇の甘い夫としたたかな奥さんのお話。 だらしない奥さんと離縁して因幡堂というお堂にこもり、新しい奥さんプリーズ!とお祈り。 仏様の声で新しい奥さんが見つかるも、正体は。。。 お堂にこもったり、奥さんが内掛けをかぶって正体を隠す(ネタバレ)あたりが、「身替座禅」に似ています。 ●「塗師平六」 かいつまんで言うと、ちょっとお馬鹿な夫婦のお話。 夫は塗師。かつての師匠が身を寄せたいとたずねてきますが、奥さんは夫の仕事があがったりになるのを恐れ、夫を死んだことにして幽霊を演じさせます。 内容にもよるのでしょうが、「男ってバカだなぁ~」(男性の皆様すみません)と素直に思ってしまったのが「因幡堂」で夫を演じた野村万作さんでした。 やっぱり人間国宝、やっぱりすごい! 萬斎さんは「内沙汰」での夫。 こちらは、可笑しみはあるけどどこか鋭い、といった感じ。 でもすっごく素敵。 慣れないせいか、能楽堂はまだまだアウェイですね。 歌舞伎座のざわめきが懐かしかった~(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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