カテゴリ:かぞく
おサルのサクラは両手が不自由。赤ちゃんを抱けないので、赤ちゃんを背中に背負い、赤ちゃんも背中にしがみつく。だからサクラの背中の毛は疎らにしか生えていません。
えさの時間、まかれる餌を手で拾えないサクラ。 赤ちゃんを妊娠するまでは、効率が悪いのですが、口で拾って食べていました。しかし妊娠してから効率が悪い食べ方では、お腹の赤ちゃんが成長しない。 事実最初の妊娠の時は、生まれてすぐ赤ちゃんが死んでしまいました 2度目の妊娠の時、サクラは餌をまく飼育員のまん前で、口を大きく開けて立つ様になりました。 こうすれば、口の中に撒いてもらえ、沢山一度に食べる事ができました。 こうして生まれた赤ちゃん、元気君。 可愛くて、可愛くて、大切に育てました。両手の無いハンデを知恵を駆使して。 そんなある日、甘えてくる元気君に突然冷たく突き放すサクラママ。それは3ヶ月ごろ、子離れの第一歩。 悲しそうに離れていく元気君は、しばらくすると同年代の子供と遊び始めます。 そして夕方、サクラママは優しく元気君を連れにいき、一緒にねぐらに帰ります。いつもの優しいサクラママ。 こうして、少しずつ子離れをしていくのです。時には冷たく、でも心から元気君を愛する、お母さんサクラ。 サクラママに学んだ人間の私でした。ありがとうサクラママ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 15, 2006 07:45:06 PM
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