カテゴリ:アドラー&中村天風
私は今日、「たかじんのそこまで言って委員会」のHDD録画を見ようと思い、見るナビボタンを押したのです。すると夫が色々と録画してある番組が沢山出てきました。実家の母のためにと、世界遺産や、野生の王国、プラネットアースなどです。 その中に「泣きながら生きて」というタイトルがありました。そのタイトルを見たとき「同じ生きるなら笑いながら生きたらいいやんか!なんというネガティブなタイトルの番組や!」と思いました。 お涙頂戴や、ただただ気分が重くなる番組なら飛ばすつもりで見始めました。 見終わって・・・もうTVに土下座です。私。本当に一人で謝ってしまいました。そして何故か分からないけれど、録画してくれていた夫に(その場には誰もいない、一人きりの部屋でしたが)「夫よあなたはエライ!ありがとう!」と声に出して言ってしまった。 とにかく2時間12分泣きに泣いた。「泣きながら生きて」というよりは、「泣きながら観て」となってしまいました。もう嗚咽です。 悲しいとか、辛いとか、そういうのではなく、説明できないような、熱い感情が後から後から湧き上がってきて、自分の人生を想い、登場してくれている中国の方の事を想い、母を想い 、元気が出ました。 このDVDを100枚焼いて、愛する人たちに配って歩きたいぐらいです。近所の人でしたら貸し出しますよ。ほんと。 このお話はね、辛いとか、寂しいとかではなく、人間の生きる目的、希望、愛、そういうことが描かれていると思います。 そういうことが言葉ではなく、毎日の生き方の中から、少しずつ紡ぎ出されていくのです。 毎日の生き方の先に、重い重い、本当に重たい、それは当事者しか語れない、見ているだけの人は決して語ってはいけないような、シンプルな「ことば」であって、その言葉のなかに、彼らの生き方が凝縮されているのです。自然界のように崇高なまでに「美しい」生き方と言葉。 素晴らしい人生だと思った彼らは確実に「生きて」いるのだから。 そこには「生きている人間」「生きている言葉」「生きている想い」がぎゅーっと映っています。「生きる」って・・・。こんなにもシンプルに、こんなにも熱く、こんなにも悲しく美しい物だという事なんだぁ。 はぁ~。 子供も大人も、皆見てほしい。今の時代はどうとか、国がどうとか、年齢がどうとか、そういうことではなく、誰でも、どこででも、彼らのように志を持って「生きる」事が可能だと思えたのです。毎日を「生きて」いこう!「生きて」いける!と思わせてくれる、勇気を一杯くれる番組です。 私がコンクールの審査員なら間違いなく最優秀賞!!(他の番組を見ていないけれど) 是非皆さんも観て欲しいです。 最高です。
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Last updated
November 6, 2006 05:55:34 PM
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