数ヶ月前から外国為替証拠取引(巷ではFXと呼ばれている)という金融投資を始めている。
私にとっては投資というよりもどちらかというと投機に近い。(苦笑)
始めた時期が悪かったということもあるが、かなりの損を出している。(笑)
噂には聞いていたが、ポジションを持った時に感じる緊張感は並々ならぬものがある。
これが独特で、言葉では何とも言い表わせないくらいの緊張(精神状態)なのだ。
損失が嵩んでいる時などは急速に上下するロウソク足
を眺めながらそれらが長くなればなるほど(含み損が増加すればするほど)、自分の首が絞まっているような錯覚さえ起こしてしまう。
株やFX投資経験者の誰もが経験するらしいのだが、一度は死んでしまいたくなるらしい。(私はそこまでは思わなかったが)
しかし、事実嫌な汗は出る、喉はカラカラになるはで、もしその時に血圧計や心電図で自分の身体を測定したら、かなり面白いデータが取れるのではないかと思うほどである。
特に、ここ1~2ヶ月の相場の急変には肝を冷やしっぱなしだった。
数年振りかにストレスというものを感じてしまったかもしれない。
わずか数週間(実際には2~3日)で数十万円という損失を出している。(ただの( ̄○ ̄)ア( ̄о ̄)ホ!である)
しかしながら、投資というものには必ずみかえりがあってしかるべきなのだ。
つまり、現金での損失はかなりの額になるが、(負け惜しみではなく)これらの損失よりも大きなものを得ることができたと思っている。
今では、ほんの数十分で数万円の損失を出したとしても脈拍や血圧に異常をきたさないくらいに慣れてしまった。いや、厳密に言うと慣れたのではなく、平常心でいられる方法を早々と発見し、取引開始2日目で落ち着くことができたのだ。
やはり決め手は呼吸法にあった。
私にとって、あの呼吸法がこの類まれな緊張感(絶望感)にも適用し、克服できる事を発見したのは何事にも勝る収穫である。
また、ここ半年間日本経済新聞の政治、経済、企業、投資欄等を隅々まで読み漁ったお陰で、今まで全く興味がなかった各国の経済指標にもかなり敏感になれたことも幸いに思う。
最近本を読まないようにしていたので、人の意見に惑わされる事なく、事実関係だけを知る事ができ、非常に脳が新鮮になってきているような気がする。
おまけに投資やギャンブルはポジティブな思考や感情はむしろ邪魔なのかもしれないという事も悟った。
なぜならば、投資とは安い時に買って、高い時に売るのが基本である。
例えばあるデータを基に米ドル/円を買おう(円を売って米ドルを買う)と思った時、そこに米ドル/円が上がって欲しいという感情がどうしても働いてしまう。
そして実際に買ったと仮定する。
しかし、当初の予想に反し、どんどん値が下がったとすればどう思うだろう。
殆どの人は普段ネガティブな人でも、なぜかこういうときはポジティブな思考になってしまい「後から必ず値を上げる」などと思う。
とにかく、上がる要因や材料だけを探し求めるのである。
だから、同じ経済指標を見聞きしても自分が持っているポジションに有利になるように(勝手に)解釈してしまうこともしばしばで、判断力を失ってしまうことになる。
非常に恐ろしいことである。
これでは、幽霊を見る人が絶えないのも無理はない。(またその話か?)
だから、経済動向を推測する経済評論家は株や投資をやってはいけないというのが定説らしい。
話を戻すと、やはり根拠のないポジティブな思考は危険且つ無意味であり、「飲む!買う!打つ!」に感情を導入するとトラブルの原因になりかねないということなのだ。(ちょっと強引?)
これらのことから言えることは、私のFXの投資は単なる外為投資ではなく、自分自身に投資しているということにもなるのである。(これも強引?(爆))
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