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shimaとkimoの交換小説

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2006.04.04
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カテゴリ:カテゴリ未分類
金曜の夜に予定の無いのはここ半年ほど続いていたし、確かに今日も予定は無い。

でも、何かが腑に落ちなかった。

そんな私を知ったように、当たり前のように指図したマヌエルにも腹が立った。

でも、それよりも彼に対して恥ずかしかったのかもしれない。

きっと今頃、レイチェルは既にニューヨークのプラザのスイートでシャンペンでも飲んでるんだろう。

それに引き換え私は。。。

そんな私の思いをロブは知ってか知らずか、嬉しそうにしてる。

そんな彼を見て、ますますイライラした。

舌打ちしそうなのを抑えて私はオフィスへと戻った。

勿論、下僕のようにロブは私の後を追う。

その気配さえも、泥臭い。

「では、食事でもしましょうか?何かお好きなものでもありますか?」

私は無理やりに作った笑顔を貼り付けて聞いた。

「えっと、そうですね、うーん。。。」

私の目を見るのが恥ずかしいのか、ロブはもじもじと足をカーペットに擦り付けながら下を向いた。

「えっと、あなたは、確か、日本人ですよね?それでしたら寿司はどうですか?僕も寿司大好きです」

「寿司ね。。。そうしたら寿司六がビバリーヒルズにあるわ。そこはどうでしょう?」

ロブはまだ下を向いたままだ。

なんて男。

クライアントじゃなかったらこんな男、一発殴ってやるのに。

「え?ああ、良いですね」

ロブが初めて私の顔を見た。

私は思わずハッとした。

めがねの奥の目が私を捕らえた。

どこかで見たことがある目だった。


続く。





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Last updated  2006.04.05 04:45:45
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