|
テーマ:たわごと(26809)
カテゴリ:私の不思議体験集
それまでより、一層自然の豊かな場所に引っ越してきて、食材探しという
新たな、楽しみを見つけていた。結構、客の多かった我が家。取ってきた食材を 料理して出すと、客は喜んでくれるし、そこから又、会話も弾む。 たらの芽、浜ぼう、そして今回、題材としている浜ごぼう… 現在、中学一年の下の娘が小学校二年生の時の話なので、もう五年も前の事である。 涼しい時間帯を見計らって夕方、浜ごぼうを取るべく秘密の砂浜にいた。 その頃から数が減少しはじめ、まばらにしか生えていない状態… もう少し、もう少しで、歩いているうちとんでもないものが視野に入った。 心臓がドクンと波打った。 「何これ?」…「何?」と聞くまでもない物であるが、何故それが此処にあるのか そして、間違いのないものかという一瞬の思いから「何?」と出てしまった。 目にしてしまったものは、肘関節から上の部分が剥き出しとなった手だった。 砂浜のこんもりと盛り上がったところから(満潮の際の波打ち際に出来る断層部分) ニョキッと地上に向かって伸びていた。ジャンケンのパーの状態で開かれた指は ちょうど五本ある…だけど小さい…人形の手?…それほど小さな手… しかし次の瞬間、人形の手にしてはありえない事実が判明した。 汗腺がある。そして、うっすらと生えた産毛…いくら精巧に作られた人形でも 汗腺、産毛まである人形が存在するだろうか?だとしたら、これって? もしかして人間の新生児の手?そう!大きさといいちょうどそれ位! うそだ~何かの間違いでしょう~? ありえない状況に頭の中が混乱していた。 ~つづく~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[私の不思議体験集] カテゴリの最新記事
|