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テーマ:たわごと(26809)
カテゴリ:私の不思議体験集
あの時の光景が目に焼きついて離れない・・・眠れない夜を過ごす事になった。
色々考えるがまとまらない。まず、あれが間違いなく新生児であったとしたら 何故、あの場所なのか?波打ち際から、推するに二つの点が考えられた。 元々、埋められていたのが、波の寄せては返すの繰り返しにより、自然発掘に 至ったものか…それとも海から流れ着いたものなのか? そして、新生児であると言う点は、どこかの産婦人科の不正医療廃棄??? はたまた、この世に祝福されずに生まれてきた赤ちゃんの行き着いた果て??? どっちにしろ事件に繋がってしまう。 だが、それ以前に、確固たる事実判明に結びつける事が出来なかった私の とった行動…帰って来てすぐより、後悔の念は生じていた。 もしかしたら、あの赤ちゃんは(事実を確認出来なかったので、赤ちゃんという 呼び方は、断言出来るものではないが…)成仏させて欲しいと願って 私の前に現れたのではないか?という所まで想いが馳せてしまったからだ。 私にしても、混乱した状況整理をはっきりとした頭でやり直してから 再び、あの場所に戻るつもりで帰ってきていたが・・・ その夜、激しい雨が降った。いつまでも降り続く激しい雨に あー、この分じゃ、あれは、海に流されてしまうと、予測していた。 結局その時、降り出した雨は、幾日も止むことを知らず、 あー、これじゃ、完全に流されちゃったなーと、決定的な思いに変わって行った。 行ってみないと分からない事かも知れないが・・・私の中の決定的と決めつけた 思いが、再びあの場所へとは、向かわせなかったのである。 白く伸びた小さな手の、無念さの現われの如く、類まれな降り方で雨は続いた。 食材取りに出かけた日の、娘の学校へ提出する日記には、その時の様子が 小学校二年生なりの表現で書かれて、提出されていた。 だが…先生からのコメントは頂けなかった。ありえない一つの物語的に捉えられて しまったのか…たまたま、目を通す事の出来ない事態に当ってしまったのか… そして、その日に取れた浜ごぼうは、口にされる事なくゴミ箱へと消えた。 ~五年前の今でも鮮烈に思い出す事のできる記憶でした~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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