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カテゴリ:自閉症
「発作の回数がここまで来ているんだったら、薬を始めた方が 良いと思います。」新しい担当医は、すぐに薬を処方してくれた。 今にして思えば、薬でのコントロールが難しい場合、飲み始めて から、切るに切れないこの薬を安易に処方しなかった前の担当医 の考えが賢明だったのかな?とか、いい意味、慎重だったんだな とか、薬を出してくれないことへ、不満や不安に思っていた ことなど忘れ、誠に自己中的な、勝手な事を考えた時があった。 それは、薬を飲みだしたにも関わらず、何ヶ月立っても症状が 改善されず、どう考えてもこの薬効いてないでしょう?と思わずには いられない状況下にあった為、私の方から、何度か「別の薬ではダメですか?」 と、切り出したのだが、「別の薬ですか~?ん~?この薬が一番良い と思いますよ。量を増やしてみますから…」を一貫し、これ以上は 出せない状態まで量が増えた時に、「お母さんこの薬は、発作を抑える薬 ではありません。あくまでも、発作を起きにくくする薬だと思ってください この薬を飲んで、今の回数を保っていると…そういうふうに思って下さい」 と聞かされた為である。 そんな事今頃言うなよ~!私が、薬を飲み始める事によって どれ程、期待したことか!量が増えるたびに副作用の心配しながら それでも、今度こそ、発作が治まる、あるいは、少なくなると 信じて今日まで来たんだよ~!これって、最高量を服用している 今の血中濃度を下げれないから、今更、量は減らせないって事? 効いてない薬をこれからも、飲み続けなければいけないって事? こんな事なら…と前の担当医の服薬開始に対する慎重さを同感と する見方をしてしまったのである。現に外でも発作が起きるようになって 困っているのに、それでも薬を変えようとしない、主治医… 八方ふさがりに陥ってしまいそうな状況の中、こんな時に 限って頼りたくなるのが、神、仏。仏壇に向かい、手を合わせ祈るのは どうか…愛子が…と願う親心だけだった。(私は無宗教である) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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