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カテゴリ:奄美大島
当初、直撃を予測されていた台風14号は
コースを免れた事で、新たな被害はなく 豪雨災害から10日目を迎えた奄美大島では 昨日、今日と晴れ間も覗くまずまずの天気に 恵まれ、中断していた復旧作業が本格的に 再開されています。 現在、国道・市道共に一部交通規制は あるものの、ほぼ開通したとの事で これで、取り残されていた集落の孤立状態も 解消できたみたいです。良かった~(^^) 2年前の土砂崩れに始まり、こんな条件下では 必ず毎回、崩れる我が家の裏山は例に漏れず 案の定、崩れました~(^^;) 只、今回の島全体の被災状況からすると 我が家の災害なんて取るに足りない位 それ程、もの凄い集中豪雨だったのです。 何しろ、1時間に130ミリと観測史上 最多記録を更新した猛烈な雨でしたから…。 住用町の車がプカプカ浮いていた映像をご覧になりましたか? 冠水した川から濁流が福祉施設内に押し寄せてくる様や 龍郷町の土砂に押しつぶされた民家や住宅浸水の様子を…。 一瞬にして身動きの取れない状態となり奄美大島は 完全に海の孤島となってしまったのです。 我が家の地点も国道やあちこちの道路閉鎖で 右にも左にも出られなくなった人たちが閉じ込められ 近くの大型ディスカウントスーパーの駐車場に避難し 車の中で不安な幾日かを過ごされた方もいます。 停電、断水、に加えライフライン不通 自家発電を備えたスーパーは、休むことなくお湯や 暖かいお茶の提供、その上、営業時間を延長したりして 対応して下さいました。 多分、従業員の方の中にも帰るに帰れない方も いらしたと思います。 かねてから、島民が大事にしてきた心と心を結び 支えあう奄美大島の【結】(ゆい)の精神は即座に 生かされていました。 降り続く雨に、裏山からは滝のような水が流れ 下には滝つぼまで出来上がった状態に避難しようと 真っ暗な闇の中、車のヘッドライトに映し出された光景は 何処が道筋かさへ、わからなくなっている冠水した道路に 何でこんな物までと思う位、色んな物が浮かんでいました。 ドラム缶や、クーラーボックス、乳母車、シルバーカー… 既に動かなくなった車は至る所に放置され もはや避難所へ行くまでが危険な状態でした。 行くも地獄戻るも地獄のような恐怖を味わいながら 結局、必死になって我が家へ戻ってきました。 こんな状況でも、2階のある我が家の方が、まだ安全だと 思えるような外の光景でした。 (すみません、また続きを書かせてもらいます。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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