Hちゃんの記念すべき日
幽霊は見える人と見えない人がいます。未だに見た事ない人!そして、一度は見てみたいと密かに願望を抱いていらしゃる方!朗報です! 実は、私の友達のHちゃんの場合のお話です。彼女、私の遭遇した話を聞いては、「わぁ~」とか「きゃ~」とか騒いでいた。しかし、この「わぁ~」「きゃ~」の悲鳴の意味は、“怖い”の表れではなく「いいなぁ~!私も見てみたい」と、興奮のあまり発する声でした。元々『霊』とかに、すごい興味を持っているものの見たり聞いたりすることの出来ない至って普通の子。常にやばそうな場所で見たさゆえ「出て来い…」と念じるのだそうですが「気配も感じない」と言ってました。そんな彼女にも記念すべき日がついに訪れたのです。場所は病院のトイレ・・・(彼女の仕事は看護師さん)・・・いつものように夜勤をしていた彼女はトイレで用を済ませた後、洗面台で手を洗っている時に何か感じたそうです。「絶対何かいる!」と・・・後ろを振り向いたその瞬間!きゃ~!(これは、私の声…私って見たり、聞いたりするくせに怖がりなの)頭から血を流し顔面を真っ赤に染めた男の人がニタ~っと笑って立っていたそうです。普段「見たい」と言っていた彼女もその時は、恐ろしさのあまり恐怖の悲鳴と共に腰を抜かしたとの事です。私の時もそうですが幽霊って同じ場所に長居はしないんですよね?そして、消える瞬間とかも見せないんです。見ている人の視線が途切れる瞬間(目を離した瞬間)に、もう居なくなってるんです。これまでの居なくなる時の事例があるので今度遭遇する時は視線を外さないように見据えていようと思っています。が、果たして出来るでしょうか… これを境に彼女はその後、何度か『霊』に遭遇し今ではすっかり慣れまくり、会話までするようになっています。会話はもちろん彼女の一方通行で、いくら語りかけても相手からは、返答はないそうです。つい最近も夜中に○○ちゃんが(幽霊に名前をつけている)遊びにきたので「又、来たの?来るのはいいけど何時だと思ってるの?明日、早いから私は寝るけどかってにしてね?」と言ったら帰ってしまったといっておりました。今や私より上手をいって霊を楽しい物として接しているようです。 結局、何が言いたいかというと紹介させて頂いたこのHちゃんのように「会いたい」と願っていれば、きっとその念は叶う日が来るかもしれないということです。※『信念は岩をも貫く』です。 ただし、心臓は強化しといた方がいいですよ