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今日は建設業者向原価管理セミナーだった。予定時刻より1時間半ほど早く新大阪のホテル会場に到着。既に先発の公認会計士による新会社法セミナーが始まっていた。控え室で作ったときしか見ていないレジュメを広げて準備をしようと思ったら、主催者の係の人が来て話し込んでしまった。本当にぶっつけ本番だ。
主催者側の準備不足で参加者の属性が分からないままスタート。さすがに大阪だけあって人数も多い。建設業の親父タイプばかりかと思っていたら、意外にも若い人と女性も多い。普段はマイクを使わず立ったままセミナーをするが、今日はそういう訳にもいかなかった。 持ち時間は1時間。取り敢えずはレジュメに合わせて進行。ところが、付け焼刃で作ったものはすぐにボロが出る。30分でレジュメを消化してしまった。さて困った。残り時間は全てアドリブでいくしかない。原価管理というメインテーマからできるだけ離れないよう、コンサルティングの現場を引き合いに具体的な話をしていった。受講生の表情を観察しながら臨機応変にテーマを変えていったのだが、面白いことに、レジュメに沿った講義より反応が良かった。今まで下を向いていた人も顔を上げて、小ネタにも笑ってくれる。冷や冷やしながらも何とか持ち時間を使い切った。 講義の中でITの活用を強く訴えた。電子申請が益々普及してくると、ITアレルギーが命取りになると。そこまで言って私は自己矛盾に気が付いた。開講前に主催者に当然のように勧められた「パソコンはどこに置きましょうか」という質問に、「紙のレジュメですから」と返事した自分を思い出した。そう、会場には極普通にパワーポイントの準備がしてあり、私のパソコンを繋ぐだけになっていたのだが、そんな準備はしていない。いや、そもそも私はパワーポイントを使えない。 何とかセミナーは無事に終わったが、失敗はしっかり反省しなければならない。 ・受講生の属性は予め掴むよう指示しておく。 ・時間配分を考えてレジュメを作る。 ・パワーポイントは使えなければならない。等々。 反省点も多かったが、収穫もあった。行った時は係の人だけが出迎えてくれたが、帰る時は主催者側の全社員が名刺交換に来られ、玄関まで見送ってくれた。今後のセミナーへの協力依頼を受けたが、こちらはLLPで受託することにした。これは面白そうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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