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2006年04月08日
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カテゴリ:マネジメント
新規開業予定者から預った経営計画の清書をしている。この方は典型的な技術者タイプで、経営計画書を作るのは初めてだそうだ。しかし、全18ページに及ぶ計画書の中身は非常に素晴らしい。何かを参考に作り上げたという類のものではなく、全体から開業に向けての意気込みが伝わってくる。

今回私が清書で手を加える部分は、数値データを表にまとめることと数値計画を作り直すことだ。数値計画には設備投資とそれに伴う資金調達計画、収支計画、資金繰り計画がある。特に会計に疎い一般の方は、収支と資金繰りの整合性をとることに混乱が生じがちだ。今回も案の定これに引っかかっていた。この部分は資金調達計画にも大きな影響を与えるので、慎重にやりたいものだ。

経営計画といえば先日、同業者からその作り方を聞かれた。こういった場面で一番多い質問は「何か適当な雛形はないですか?」というものだ。私の答はいつも決まっている。「何でもいいから市販本で十分参考になりますよ」と。経営計画書はその作成目的によって表現方法等が変わってくる。一般の方ならいざ知らず、プロとしてはその度に雛形を参照していては仕事にならない。従って、まずやるべきは経営計画を作るための基本原則を身に付けることだ。その上で雛形を利用するならば全ての書籍が参考になる。雛形を書き写すなどという代書屋的な発想ではプロとして情けない。

基本原則は経営に関する基本書を読めば誰でも直ぐ身につく。読む→理解する→実践する。極めて単純なこのプロセスを実行するかしないか、結局はここで差が付くのだろう。





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最終更新日  2006年04月08日 10時20分02秒
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