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顧問先に150万円もの追加資金負担が出るミスをしてしまった。原因は極めて単純で、エクセルへのデータ入力ミスだ。作業の最終段階で1桁多く入力していた。昨年12月分のことで今頃になって他の作業をしていて偶然気が付いた。過去最大級のミスだ。
早速顧問先へ出向き、先方資料でミスが本当か確認するが、やはり間違いなく私のミスだ。何はさておき社長に謝罪。間髪いれず復旧作業に取り掛かった。何を間違えたのか、何故間違えたのか、間違いがどのような影響を及ぼしているのか、間違えなかったとしたらどうなっているのか、内容が経営数値に関わることだったので、新たな資料も作成し、関係機関への手配も含めてて24時間以内に復旧作業は完了した。 改めて謝罪と追加資金負担のお願いに伺うと、社長夫人曰く、「社長は昨日から笑いが止まらない」という。実は私のミスは経営成績が下がる方向へのミスで、そのミスを取り除くと当然ながら経営数値が向上した。間違った金額が大きかったので、本来の正しい数値で計算すると、過去最高の経営数値が出揃ったのだ。社長にしてみれば昨年一年間必死に働いたのに数値面で報われず、何かおかしいと思われていたのだが、これで現場の実感と数値結果が合致したので、万事OKということらしい。追加資金負担は即日決済してくれた。 この顧問先は私にとって第一号の顧問先で、付き合いも長い。コツコツと信用を積み重ねる努力を続けてきたおかげで、今は全幅の信頼を置かれている。今回の失敗の件でも私が責められることは一切なかった。それどころか、急いで作成した資料と説明によって私が如何に深く会社の実情を把握しているかが再認識していただけ、新たな仕事まで頂いた。ありがたい限りだ。 他の嫌なことも重なって最近気力が減退気味だった。現場ではそういう面を出さず、空元気で乗り切っているつもりだったが、経験豊富な社長には見抜かれていた。翌日、社長夫人から「これでも食べて元気を出しなさい」と手渡されたものがあった。中身は高級霜降り牛肉だった。言葉通り何とかこれで気力を回復させたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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