カテゴリ:マネジメント
今日から新たな勉強会を始めた。コンサルティング技能の向上のためだ。中小企業診断士の試験問題集を教材に、設問の内容が中小企業の経営現場でどのように現れているのかを検証し、基礎理論にフィードバックしながら理解を深めていくという内容だ。
試験合格が目的ではなく、あくまでも実務能力の向上が目的なので、問題と解答・解説を読んで終わりという訳にはいかない。全ての設問を現場の具体的事象に結び付けなければならない私の役目も大変だが、基礎理論の準備不足の参加者はもっと大変だろうと思う。実際、8問こなすのに2時間もかかってしまった。しかし、このペースで進めば間違いなく実務能力は向上すると思う。 今日は、新人行政書士が初めて経営者と経営問題について語る場面に立ち会う機会があった。事前準備もほとんどないぶっつけ本番に近かったが、その人の熱意は十分経営者に伝わったと思う。私がその現場から学んだことは、 1.業種・業態に関しては自分の思い込みに偏ってはいけない。 2.経営者が我々に求める根本的なものを忘れてはいけない。 3.問題の本質を見つける探究心の養成を怠ってはいけない。 4.経営者にものを教えるのではなく、経営者から学ぶ姿勢を忘れてはいけない。 といったところか。 現場で起こっていることは、たとえ理屈どおりではないことであっても事実には変わりない。だから現場を重視しなければならない。しかし、だからと言って現場のみに偏っては単に現場経験豊富な人ということで終わってしまう。現場は理屈どおりには行かないものだが、理屈も大切だ。バランスの取れた学習を続けていきたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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