カテゴリ:アルバム紹介
A Not Knowing What's Going On(Tony Kelly) Makin' The Same Mistakes(Tony Kelly) The Way it Is(Tony Kelly) Blue Bird(Tony Kelly) B Bring Me Back(Tony Kelly) The Elements(Tony Kelly) Blues Run The Game(J.C.Frank) One Love(Tony Kelly) Further Down The Road(Tony Kelly) Producer:Bruce Rowland Tony Kelly :Vo,6&12String Acoustic Guitar Paul Millins :Keyboards Jack Mills :Electric Guitar Keith Evans :Bass Guitar Cody :Congas,Percussion,Harmonica Terry Stannard :Drums Claudia Lennear :Backing Vocals Kathi MacDonald :Backing Vocals Linda November :Backing Vocals Helen Miles :Backing Vocals Hilda Harris :Backing Vocals Mike McNaught :String Arrangements Thanks:Henry McCullough、Bryn Haworth他 彼は英国の土臭い系SSWで、本作は多分1作目。ヒゲ面の風貌からは、ジョー・コッカーのようなハスキーでシャウト系の暑苦しいスワンプヴォーカルを想像してしまいますが、実際は渋めで優しいジェントルな声質で、シャウトや'がなり'はありません。 2作目(未聴、欲しい!)は有名な英国のセッションミュージシャンが大勢参加してますが、本作のバック陣は地味。と言うかほとんど知らない人ばかり(DrumsのTerry Stannardは有名でしょう)。本作参加の有名なところでは、Henry McCullough、Bryn Haworthがギターでゲスト参加。 あと 名を知られてるところでは、本作は一部アメリカでも録音してるので、米国のスワンプ嬢Kathi McDonaldやClaudia Lennearがバックヴォーカルで参加しています(他のBV陣も米国勢のようです)。タイトル曲で聴かれるスワンプ・ゴスペル風味のバックコーラスは彼女らのものでしょう。曲調とマッチして実に効果的。 ジャケの背景が、「英国の秋」を思わせるんですが、内容もそのまんまで、哀愁たっぷり&土の香りたっぷりの英国スワンプ系SSWものといった感じです。地味で派手さはありませんが、実に味わい深い一枚。 「米国への憧憬もの」なんでしょうが、哀愁たっぷりのメロディーや歌いまわし、そしてストリングスを使ったアレンジ等のサウンド(ピアノが印象的)は、何とも英国的。米国音楽の中に英国的な翳りや雰囲気が見え隠れするような、まさにそんな感じです。このあたりの音が好きな人って、結構多いですよね。ウォータールーレコーズさんも言われてますが、A-1、3、B-2、4なんかは、Tennent Morrisonを髣髴とさせます。Tennent MorrisonもインチキCDですがCD化されたので、その音を聴いた方も多いことでしょう。Tennent Morrisonが気に入った方には、本作はツボ盤だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/09 10:22:37 AM
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