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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:カナダ事情
インフルエンザ予防接種の季節がやってきた。
カナダでインフルエンザの予防接種を受けようと思うと、クリニックに行って2000円くらい払わないといけない。 でもありがたいことに、私たち医療関係者は、タダで勤務先で注射してもうことができる。 タダで、しかも仕事に行くついでに注射してもらえるなんて、こんなチャンスを逃す手はないと思い、去年に引き続き、今年も自ら注射を受けに行った。 日本で育った私たちにとって、インフルエンザの予防接種は毎年学校で受けてきたもので、別に特別なものではない。 予防接種してインフルエンザにかかる確率が下がるのなら、私は喜んで注射してもらう。 でもカナダに来て、インフルエンザの予防接種に関する認識が、日本人のとはかなり違うことに気付いた。 注射を受ける前に、 「今までに(人生で)インフルエンザの注射を受けた事ありますか?」 という質問をされる。 日本では、人生で一度もインフルエンザの予防接種を受けた事の無い人は少ないと思うが、カナダでは予防接種を一度も受けた事の無い人が沢山いる。 もちろん学校での予防接種もない。 インフルエンザの予防接種をなんだか特別なことだと思ってる人が多いように思う。 しかも、インフルエンザの予防接種に関する「迷信」みたいなものを信じてる人たちが沢山いる。 「予防接種を毎年受けると、抵抗力が弱まる」とか 「予防接種は副作用がすごい」とか 「予防接種が原因でインフルエンザにかかる」とか・・・。 なので、職場でもタダなのにも関わらず、予防接種を受けに行く人は驚くほど少ない。 去年私の職場で予防接種を受けたのは、私を含めてたった2人だった。 病院は病原菌がうじゃうじゃしてるところなので、病気も人からうつり易いし、抵抗力の弱い患者さんたちも多いので、自分が病気のときは人にうつす可能性も高い場所だ。 病院側としては、スタッフに予防接種を受けさせるのに必死で、「こういうの(上記のような事)は迷信で、事実は違います!」と書かれた紙まで配布してきた。 それでもみんな、予防接種を受けるにはどうも抵抗があるようだ。 結局同僚が病気をすれば、仕事を休まれて迷惑を受けるのは私たちなのに。 去年の冬は予防接種のおかげかどうかは知らないが、本当に病気知らずだった。 今年も健康に冬を過ごせればいいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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