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テーマ:ゲーム日記(31071)
カテゴリ:本の話題
EVE ~new generation~ ふ~ん、正義の味方かぁ……。 じゃあ、もしもなにかあったら、 私のこと助けてくれる? ようやく念願のEVEの新作ゲームを終了いたし ました。僕はこのEVEシリーズは1作目の頃から の大ファンで、時代がまだPC98版の頃に発売 されたにも関わらず圧倒的なストーリー展開に 虜にされて以来、ずっと新作が出るのを心待ちに しており、発売される度に即ゲットし、EVEの 世界に浸っていました。この「new generation」 はちょうど6作目となり、前作からは5年ぶりの 新シリーズの発売、それにシナリオはあの名作 「Ever17」を世に送り出した打越氏が書いたと なると期待が嫌が上にも高まるってものです。 至福のひとときに身を委ねながらゲームをして いたのですが、途中から違和感を感じてしまい ました。 というのも、この新作EVEは今までのシリーズ ものとは一線を画すために本家の初代EVEの 続編という位置づけで作られているのですが、 どうにも何かが違う。確かに圧倒的なボリューム で迫り来る事件の謎は面白かったのですが、それ でも期待してた真の意味でのEVEではないような。 EVEという作品は1作目があまりにも偉大すぎて 続編がどうしても霞んでしまうらしく、続編を 発売するたびに散々な酷評を受け、前作のTFA では主人公たちの性格がまったく変わりすぎている ところが問題と指摘されていたのですが、僕はその TFAこそが正しきEVEの行く末と共感していた クチなのでこの新作EVEにも期待してたわけですが、 確かに小次郎の男気あふれる行動はとても面白かった のですが、もう一人の主人公であるまりなのほうが…。 今までのシリーズものの脇役たちも何だかちょい役の 扱いでしかなかったですし、新キャラにばかり物語が メインで展開されていて不完全燃焼でした。それに、 初代EVEの内容が全然踏襲されていなかった点も ちょっと。EVEという定義自体がなされていなかった ような。それに物語も全体的な推理要素はいいのですが、 それに至るまでの道のりというのが「Ever17」の 第3視点そのものをメインに語られているというのも どうかと。う~ん、ストーリーはとても面白かったの ですが、あえてEVEシリーズとして発売する必要が なかったのでは。というか、EVEシリーズにする ことで今までの設定をどこ吹く風と切り捨ててしまった 以上、キャラクターという感情移入する部分でファンの 期待を裏切った作品かなと思いました。まぁ、僕が 変に思い入れのある作品なだけにそう思ってしまった だけなのかもしれませんが。 良くいえば最後まで大どんでん返しのある推理小説、 悪くいえばEVEの二次小説であったというのが 僕の感想ですね。新生EVEとして発売されたのと、 打越氏がシナリオを担当されたという期待が大きかった だけにちょっと残念でした。まぁ、ラストのところは 初代EVEのオマージュ的なギミックが隠されていた のは面白かったですが、ストーリーは文句なしなので やってみる価値はあると思います、これがEVEの 最新作という位置づけでなければ。今後、あまりにも 大きくなりすぎたEVEシリーズなので続編が発売 されるかわからないですが、EVEを端にして起こった 連綿と続く新しい事件をぜひともやりたいものです。 EVEシリーズの詳しいサイトはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.05 21:31:28
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