|
テーマ:DVD映画鑑賞(14217)
カテゴリ:映画な話
カポーティ コレクターズ・エディション 他人に誤解されながら 生きていくのは辛い 1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町 で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークで この事件を知った作家カポーティは、これを作品にしよう と思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。同行した 幼なじみのネルと共に事件現場や関係者を訪ねて回る カポーティ。やがて2人の容疑者が逮捕されると、 カポーティは彼らへの接近を試み、その一人ペリー・スミス の不思議な魅力に創作意欲を刺激される。そして、ペリー との面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティ だった…。 小説「ティファニーで朝食を」の作家として知られている トルーマン・カポーティが小説の新たな題材として選んだ 一家惨殺事件を取材していく過程を描いた作品です。この 作品は後にノンフィクションノベルの先駆けとなる「冷血」 という作品として発表されることになるのですが、彼は それ以降筆を執ることはなかったそうです。文学の表面と してではなく、人間カポーティとして殺人犯であるペリー とのフクザツな友情を見事に描ききったこの映画は、 同じような境遇で育ったカポーティが、ペリーの人生を 知ることによって一歩間違えれば彼のような人生を歩んで いたかもしれないと追体験していく重厚なものだったと 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.17 20:11:23
コメント(0) | コメントを書く
[映画な話] カテゴリの最新記事
|