灰色の空のむこうには…

僕は一応営業をしているのですが、お店への販促物
としていろいろと作ったりすることがあり、ある
意味では図工の時間のようなこともしています。
で、新入社員の子らが早くそういう仕事に慣れない
といけないことから図工のような仕事ばっかりを
させられたりするのですが、僕の法人担当には新入
社員の子がいないので自分で作らないといけない
ため、よく作業場で一緒になったりするので得意の
ムダ話をしたりするのですが、たまたま僕が行った
ときに新入社員の子がああでもない、こうでもないと
難しい顔をしてあれこれしているのでどうしたのかと
尋ねると、しまずんばさぁ～んと困った顔で言って
きたのは修復不能なくらいにミスった作品を見せられ、
どうにかなりませんか？と。いや、ここまでなって
しまったらフォローのしようがないので、また新しい
のを申請しての作り直しとなるため、とりあえず
新入社員の子が所属している同じ法人担当の人に
相談したら？と僕が言った矢先に通ったのが以前に
日記に登場したパラッパラッパーくん。去年入社した
ばかりのパラッパラッパーくんだったのでこれは先輩
のちょっといいところを見せてもらいたいと僕は声を
かけました。

「パラッパラッパーくん！ちょっとバグってハニーな
　事件が起きたので来てくれない？」
「どうしたんですか？しまずんばさん？」
「いや、実は○○くん（新入社員の子）が僕が横から
　声をかけたりして邪魔したせいか、思いっきりミス
　ってしまってねぇ…。」
「ありゃ～、これはひどいですねぇ～。」
「まさしくバグってハニーな状態なんだよね～。って、
　ところでバグってハニーって知ってる？高橋名人の
　冒険島に出てくるんだけどね。ちなみに高橋名人は
　１秒間に１６連射出来るすごい人なんだよ～。」
「あ～、そういえばそういう人もいましたねぇ。」
「でもね、いくら高橋名人がすごくてもペガサス流星拳
　は１秒間に８３発くらいパンチするんだって。あっ、
　そうそう、ちなみにペガサス彗星拳は大きなパンチ
　みたいに見えるけど、あれって１秒間に１００発は
　超えてるんだって！」
「聖闘士星矢ですか！懐かしいですねぇ。」
「まぁ、氷河に至ってはパンチして氷だすからすごい
　もんだねぇ。廬山昇竜覇はどう見ても昇竜拳でしか
　ないと思うけど。でも、一番地味なのは鳳凰幻魔拳
　かな。」
「ああ～、一輝ですか！そういうのもいましたねぇ！」
「僕が思うに、瞬のネビュラチェーンって、どう考えても
　ダウジング向きだと思うけどね。まぁ、あれだけ長い
　と迷惑かもしれないけど。」

と、そんな話をしてました。いや、９割近くは実話です。
って、仕事中に僕は何の話をしているのか…。まぁ、
概ね僕の会話ってこんな感じで連想ゲームで進んでいく
ので、どこまで続くかわからないのですが。僕よりも
僕の会話に付き合うほうが大変というウワサもちらほら。
パラッパラッパーくんもどうやら聖闘士星矢を見ていた
みたいで、僕の会話についてきてくれていたのですが、
新入社員の子は見てなかったらしくわからない？って
顔で見ていました。結局、パラッパラッパーくんがその
失敗した作品を無理矢理修正して事なきを得たのですが、
その後お店回りをしていた僕はそれにしても聖闘士星矢
は懐かしいなぁ～、あれって僕がまだ小学時代の頃の
アニメだったからなぁと思い至ったときにふと疑問が。
ちなみにそのパラッパラッパーくんはまだ２０歳の
好青年で僕と１０歳違うのです。ってことは僕が小学生
の頃に放送してたアニメの頃にはまだ生まれてなかった
のでは？

その疑問に突き当たった僕は後でパラッパラッパーくん
に放送されてたときって生まれてた？って聞くと、多分
生まれてなかったと！テレビで見たのは再放送ですよ、
って言うのでこれまた衝撃の事実！僕も入社して先輩に
ガンダムの話をされたとき再放送で見たと言ったら、
かなり驚かれてしまいましたが、まさかそれと同じ状態
を僕が経験することになるなんて！むむ～、そんなに
年を取ってしまったのかとちょっとショックを受けて
しまいました…。